2020年11月25日

剥がして分蔵?

林和せい 和坤.JPG

台北 國立故宮博物院  所蔵
書畫典藏資料檢索系統
は、はなはだ便利なものだが、
ときどき妙なこともある。

 北宋  林和靖 の書を検索したのはよかったが、これは林和靖の手紙二点に膨大な後世の他人の感想文跋文がセットになっている書冊のはずなのだが、その残りの部分がでてこないのだ。乾隆帝の周りの権臣、翰林院、などがどっさり唱和して書いているので、なんとあののちに国家予算の何倍も横領収賄したという和坤の書(イメージ)まであって面白い。こういう悪役の書は残りにくいものなのだ。

故-書-000146-00001
http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?vm=Y&PaintingId=1351
故-書-000146-00002
http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?dep=P&PaintingId=1353



しょうがないので搦め手から検索してみたら、別のところにありました。
どうも林和靖の手紙二点だけ分けて管理しているんじゃないか?と思われるところがある。


http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?dep=P&PaintingId=1338

故-書-000146-00000
品名     宋林逋手札二帖 冊
作者     林逋,Lin Bu


イメージは戦前  北京故宮博物院  出版の本からとりました。台北のサイトのイメージでもここまでクローズアップして細部を観ることはできないようです。
posted by 山科玲児 at 09:27| Comment(0) | 日記

古典には得るところあり

うひ山ぶみ.jpg





本居宣長(モトオリノリナガ)「うひ山ぶみ」(ウイヤマブミ)
講談社学術文庫

を、読んでみたが、得るところがあった。

ひとつは、
初心から、難しい問題に取り組みたがる人が多いが、それはよくない。
一見やさしい問題にこそ深いところがあるものだ。

二つめは、書誌学者としての宣長で、、

版本がでると、写本がなくなってしまいがちだが、版本に誤りが多いこともあるし、異本との校合もできなくなるので、善し悪しである。また、偽書の問題も結構冷静に述べている。

かなり本居宣長のイメージが変わった気がする。

posted by 山科玲児 at 08:11| Comment(2) | 日記