2020年12月09日

傘と乗馬

元真集 (12).JPG



これは西本願寺本三十六人家集  元真集の装飾絵のひとつであるが、、

傘をさして馬に乗っている、そのあとに従者がいるので、
それなりの身分の人なんだろうと思う。しかし、傘をさして乗馬などできるものだろうか??   まあ、ゆっくりいく行列なんかならできないこともないと思うが。。なんとなく気になった。


西本願寺本三十六人家集  には、書法の面以外にもおもしろい問題がいろいろあるので、単調でない画面はできるだけカラー影印したほしいものである。
  文化財 サイトなんかにも、実は、全貌を細かく紹介したものはない。

実のところ、装飾もwikipedia西本願寺本三十六人家集でのI類からV類(友則、猿丸、敦忠、是則、仲文、業平、高光、頼基、敏行、清正、宗于、小大君 朝忠、公忠、興風 ,家持、遍昭、中務、人麻呂 )集などは大体同じような様式で、色変わりがあるだけで、変わり映えしないのだが、それ以外のW〜Y類では、興味深いものが多い。

  たまには、思わぬ発見があるので、W,X、Y類だけでも、全頁公開を期待したい。

posted by 山科玲児 at 09:18| Comment(0) | 日記

米国と古代ローマ

EloquentP1080421.JPG

トランプ大統領のジョージアのヴァレントでの演説を視聴した。
LIVE: President Trump in Valdosta, GA #Valdosta #Georgia - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hZMGdIdg5_8
長い演説なので、さわりだけみると、、
1時間45分〜 の部分:: 
本物のELOQUECE雄弁とはこういうものなんだろうなあ。。
ブールデルの「雄弁の擬人像」をイメージにあげてみた

ハドリアヌスやカエサル、ロベスピエールなどの演説は、どういうものだったんだろう、と思ったものだ。また、熱狂する大群衆をみると、コロセウムでローマ市民に歓呼を受けるローマ皇帝を連想せざるをえない。

米国の建国の父たちが、古代ローマの共和制をモデルとして模倣しようとしていたことを、ハンナ・アーレント も述べているそうである。確かに米国議会上院は、ほんとはSENATORSであり元老院という翻訳が正しい。米国のシンボルはローマの鷲である。
  ただ、どうもこれはフランス革命前後の思想的流行ではなかったか? 当時、君主制を廃して共和制にしようとしたときの最善のモデルにみえたのが共和制ローマだった。ジョナサン・スイフトにもローマ元老院への憧れを書いたくだりがある。ナポレオンも、かなりローマ帝国を意識したところはあったと思う。エジプト遠征とかね。。

さらに米国と古代ローマの共通点を言えば、田舎者であり、先進文明に対する劣等感を最盛期までもち続けているということだ。ローマの場合はギリシャ文明である。また、エジプトに植民したローマ人ギリシャ人の一部には自らミイラになる葬制を選んだ人々もいた。そこまでエジプトカブレしなくても、、と思うのだが。。これはローマのデスマスク文化などと共通性があったからだろうが、普通葬制ってあまりかえないよね。

  これが、中華思想の中華帝国との決定的な違いだと思う。ローマ帝国最盛期であっても、ラテン語よりも俗化したギリシャ語のほうがたぶん話者は多かっただろう。新約聖書がギリシャ語で書かれた所以である。 現在、内モンゴルでモンゴル人に標準中国語を強制している中華人民共和国とは全く異質である。
posted by 山科玲児 at 08:52| Comment(0) | 日記