2021年01月02日

厳島神社の雅楽:南海の雰囲気


先に、蘭陵王を紹介しましたが、この厳島神社での還城楽もすごい、何が凄いといって、潮が満潮になっていて、蘭陵王のとき、観客がいた海側が満々と潮が来ていて波立っている、、え、あのひとたち、あのままいたら溺れていたの、、、と思うくらいの絶景なのである。そのような潮の上に立った舞台で演じられる舞楽なので、終始、背景を含めて観賞した。

これで感じたのは、これは南海の息吹なんだなあ、アンコールワット地域のシェムリアップ湖付近の水に面した遺跡のことをしきりに思い出したものだ。。

posted by 山科玲児 at 19:04| Comment(0) | 日記

古事記と機織り

校定古事記P1060402.JPG



正月なので, 古事記や日本書紀読んでたんですが、天の岩戸 事件の原因として、素戔嗚尊が馬を天照大神の機織り部屋に天井から投げ込んだという事件を読みました。
これで、天照大神自身がケガした(日本書紀の一説)、部下の織女が死んだ(古事記)、という話になっています。

  当時の機織りってどういう形でやっていたのか、再考すれば、なぜ木の棒で死傷するということになるのか、、理解しやすくなると思います。
  まず当時の家屋は天井板はありません。古代の高床式住居でしょうから屋根の裏が直にみえてるものですから、屋根を破ればすぐ何か放り込めます。

そして、機織りは、現在 イメージするような機織り機:  鶴の恩返しでイメージするような機織り  ではなかったのではないか。。
  現在では、東南アジアのカレン族や、グアテマラのマヤ人たちがやってるような、腰に架けて織る  地機、じゃなかったか、、、これなら何本もの木の棒・板を使い、しかも衝撃があれば散乱するでしょうから。そういう事件が起こってしまうのが、理解できそうに思ったものです。実際、このやりかたで機織りやっている埴輪もあるそうです。

  グアテマラでの織物風景動画
https://www.youtube.com/watch?v=8tbcmyyZU3g

  カレン族の織物風景動画
https://www.youtube.com/watch?v=kDfu2uu08do

posted by 山科玲児 at 12:37| Comment(0) | 日記

厳島神社で蘭陵王

平等院鳳凰堂壁画舞楽.jpg




正月なので、昨日は萬歳楽と蘭陵王を聴いたが、やはり蘭陵王は聞き応えがあると思う。

その舞楽:蘭陵王を厳島神社でやった素晴らしい動画があった。2年前の奉納舞楽である。
正月だし、是非推薦したい。背景が無類の絶景だしね。音楽の演奏技術として最高とはいえないかもしれないが、背景・観客・舞台・演技・衣装をあわせて総合点では素晴らしい。

2019宮島厳島神社・元始祭 舞楽 「陵 王」
https://www.youtube.com/watch?v=9z7ylYGSImM

最後に、普通やらない吹き渡しのような部分もある。

昔、奈良の聖武天皇祭のときに、東大寺 鏡池(とうだいじ かがみいけ)で舞楽を観て、やはり武満徹のいうように、雅楽は野外でやるのがいいと思ったものだった。音響的にもそういう設定になっているようだ。ホールという閉鎖空間にはどうもあわない。

イメージは、平等院鳳凰堂壁画の舞楽::ここでも戸外の舞台でやっている。
posted by 山科玲児 at 09:51| Comment(0) | 日記