2021年01月23日

温泉銘

パリのBiblioteque Nationale のペリオ・コレクションで
おそらく、貞観十五年蒋善進臨 真草千字文より有名かもしれないのが、
世界最古の拓本とされる

温泉銘  ですので、これのURLもみつけておきました。

[Wen quan ming 温泉銘 par l'empereur Tai zong 太 宗]. | Gallica
https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b8303120v/f1.item

拡大すると、なんか凄い感じです。やっぱり剪装したあとがちゃんとみえますね。。

この 温泉銘  中国では、全く滅んでいたのかというと、そうでもなく、かなり鈍くなって劣化した翻刻が法帖に「秀岳銘」として収録された例もあるようです。しかし、この生々しい、初唐の拓本には到底及びません。

posted by 山科玲児 at 18:10| Comment(0) | 日記

ペリオ本真草千字文

パリのBiblioteque Nationale には敦煌からペリオが買ってきた多量の写本が所蔵されてます。
この中で、書道史的に重要なものも数々あるのですが、なかでも素晴らしいものに、

ペリオ本 貞観十五年蒋善進臨 真草千字文
https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b8302847m

があります。
以前、パリを訪ねるとき、事前に閲覧申し込んだんですが、断られてしまいました。

実は、このURLで公開されていることに、先日
2021年01月19日 敦煌写経の紙
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/188322283.html

で紹介した
Scientific Analysis of Pelliot Collection
http://www.afc.ryukoku.ac.jp/pelliot/contents2000.html
をみていて、はっと気がついた次第です。

このサイトでは大きく拡大できるし、カラー精細写真なので、実物を鑑賞しているかのようです。翰墨の宝とでもいうべき写真ですね。

昔、敦煌書法叢刊の「砕金1」で、全長のほぼ半分のカラー写真と全体のモノクロ写真が発表されていて、ずいぶん助かったものですが、このサイトの写真は更に素晴らしいものです。

そして、以前は、粗い布(羅)が表面に施されていて、布目がみえていたんですが、現在は除去されているようで、ありがたいことです。

また、空罫がすべて凹になっているようにみえますね。その間に書いていることは、日本にある  国宝  真草千字文 墨跡と同じなんでしょうね。日本のほうは、装丁されているので、空罫はそれほどめだちません。

posted by 山科玲児 at 11:23| Comment(0) | 日記