2021年02月04日

南北朝時代



 水戸学の大日本史が南朝正統論で、幕末明治では、逆賊朝敵の足利尊氏、尊皇の忠臣で戦争の天才:楠正成という極端なイメージがつくりあげられたためかなあ。。。
 戦後は逆に時代劇 フィクション・テーマとしてはあつかいにくい時代になっているように感じています。
posted by 山科玲児 at 07:34| Comment(0) | 日記

ドラッグとミャンマー・クーデター



ミャンマーのクーデターと、アジアの痲薬王の逮捕とは関係があるかもしれない。

クーデターの10日ほど前、1月24日(ヨーロッパ時間)
アムステルダム  スキポール空港で、世界最大級痲薬組織のトップ:中国系カナダ人Tse Chi Lopが逮捕された

追跡10年! 執念の捜査で逮捕されたアジアの麻薬王 マカオで1晩68億円大損の伝説https://www.excite.co.jp/news/article/TokyoSports_2675652/

Tse Chi Lop: Alleged Asian drug lord arrested in Amsterdam
https://www.bbc.com/news/world-asia-55784104

Tse Chi Lopは、2013年に死去したゴッドファーザー・オブ・ヘロイン:中華系麻薬王クン・サー(張奇夫) の後継者でやはり、ミャンマー北部 黄金の三角地帯を根拠地にしていたようである。クン・サー(張奇夫)のころと違い、覚醒剤のほうが主要ビジネスになっていたようだ。しかしヘロインも大きいだろう。そういや、ウクライナで多量のヘロインがBファミリーの別荘でみつかったという噂があったよなあ。。

Tse Chi Lopがしきるドラッグ市場は年商700億ドル(約8兆円)といわれる(BBC)。
>巨大麻薬シンジケートの年間売り上げは170億ドル(約1兆7600億円)(EXCITE 東京スポーツ)
金額の大きな差は末端価格とシンジケートの取り分の差であろう。

2017年のミャンマーのGDPは673億ドル=7兆円
とされている。ミャンマー全体のGDPよりも、この麻薬王が動かしているドラッグ市場のほうが大きいのだ。

クーデターに影響がなかったとは、いえないだろう。

>薬物対策というだけなら、軍事政権のほうがまし
ミャンマー都市部にはびこる覚せい剤、アウンサンスーチー氏は無関心? 

という声もあるようで、ひょっとしたらあったかもしれないスー・チーとドラッグ業界の闇の関係が、クーデターの遠因かもしれない。

posted by 山科玲児 at 04:05| Comment(0) | 日記