2021年02月22日

14世紀の双六

盤双六 彦根屏風.jpg

ジャンプのマンガ「逃げ上手の若君」で、双六がでてるけど、現在の「すごろく」なんだよな。

  たぶん、鎌倉末期の双六はバックギャモンみたいな、盤双六です。どうも、今「すごろく」というとでてくる「絵双六」は、室町時代に仏教僧侶が布教のために作ったものらしい「浄土双六」というのが古い形のようですね。
浄土双六を遊ぶ | 洞松寺住職ブログ
https://tgiw.info/weblog/2016/05/joudo_sgrk.html

 盤双六は正倉院にも由緒正しいもの(献物帳記載)があるから
 木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく): 北倉 37
https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures/?id=0000010086&amp%3Bindex=10

奈良時代からあるんでしょうが、いつごろまで普通に使われたかはっきりしない。
  江戸初期の彦根屏風には、上イメージのようにあるので、この絵があえて古風に描いたものだったとしても室町時代までは普通の博打用具だったとかんがえられますね。
posted by 山科玲児 at 08:05| Comment(0) | 日記