2021年03月11日

入木

草子洗小町  春信.JPG

  書道の名人が木の板に書いた書が木の中に深く染み込むというので、
  入木X分  とか、書道のことを入木道とかいう。
  しかし、実際に白木に書くと、筆ペンだって、けっこう染み込むもので、ペーパーかけしてもなかなかとれない。まして本物の墨で、丸太を輪切りにしたような材なら深く染み込むだろう
  しかも本物の油煙墨なら紙に書いたものでも乾いたら水洗いしても全く落ちない。黒い色すら流れ出さない。流れたらそれは染料などの不純物が入っている墨である。紙に書いたものを水で洗っていると草紙洗い小町(イメージは鈴木春信の浮世絵  風流やつし七小町のうち「草紙洗い小町」REF)の逸話を思い出した。加筆が洗って落ちるって、奇跡なんじゃないの。。
  それ考えると、別に名人でなくても、入木になるのかなあ、と感じるところである。
REF.  千葉市美術館, 山口県立萩美術館・浦上記念館  編: 青春の浮世絵師鈴木春信 : 江戸のカラリスト登場,
 特別展  図録, 2002  砂子の里資料館 所蔵
posted by 山科玲児 at 06:55| Comment(0) | 日記

2021年03月10日

エル・ミラドール

  古代マヤ文明で最大のピラミッドがある、エル・ミラドール遺跡について、旅行会社のサイトにずいぶん詳しい解説がのってました。多少おかしいとこがありますが(文字読めてないのに、「当時の名称はカン王朝」なんてわかるはずないし)、まあそういう欠点は本にもときどきあるしね。

Column『マヤ文明最大の遺跡《 エル・ミラドール 》から考える  マヤ文明史に関する一考察』 | 株式会社 世界紀行
http://www.sekai-kikoh.net/?p=2024

ただ、かなり前に書いたらしいので、「徒歩で2日もかけて行く」となっています。現在はヘリコプター・ツアーが主流みたいです。一人500USDぐらいだとか。

 やっぱりプロの旅行会社は、勉強してんだね。下手な学者よりまともです。コロナでたいへんでしょうが、なんとかがんばってください。

 このエル・ミラドール遺跡の2つのピラミッド、とにかくでかい。しかも石なので、土のピラミッドみたいに丘にしかみえないものではなく、存在感が半端ない。
 BC1000年ごろ〜紀元前後 ぐらいまでのの遺跡なんだそうですが、どの有名なマヤ遺跡より数百年も前です。
エジプトのクフ王ピラミッドもそうなんだけど、歴史の初めころに一番大きなピラミッドができる、というのがお約束なのかなあ。その後は、そこまで大きなのは作る意味を失ってしまうのかもしれない。仁徳天皇陵なんかも歴史の初めだしね。。

 発掘チームからの紹介動画(英語)
Craig Argyle & the Popol Vuh Panels of El Mirador - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=dwGTUwTxGko&t=366s
このCraig Argyle氏、故人になっているそうです。

 漆喰浮き彫りの現状(英語
El Mirador Guatemala - Popol Vuh Frieze - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=WDp9yXn89Sg

なお、この白い大きな漆喰彫刻ですが保護のため、オリジナルの上に薄い漆喰?の層をかぶせているようです。やけに真新しくみえるのはそのためです。オリジナルの表面はやはり傷んでいるようですね。
posted by 山科玲児 at 06:12| Comment(0) | 日記

2021年03月09日

ラザーニャの代用

パスタ  ボロネーゼ.JPG



  分厚いラザーニャが大好き なのは、前も書きました。
2015年02月09日 ラザニアはレストランで
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/113429713.html

ところが、数年前、私がテイクアウトしていた店ヴィヴァーチェが閉店、その後、どうもよいものに巡り会っておりません。
 冷凍ものでも良いもの作ってくれないかなあ、と思っていますが、スーパーで買ったのものは、安いからしょうがないのでしょうが、あまりよくなかった。

  最近、気がついたのは、この大きなマカロニというかパスタ「パッケリ」を、本格自作のミートソース(ref)であえると、味的には、ほぼラザーニャになります。まあ、見かけは違うんですけどね。
ラザーニャもフォークで潰したら、まあ似たようなものだしなあ。

ref 西川 治のパスタノート、雄鶏社、1991
posted by 山科玲児 at 08:21| Comment(0) | 日記

2021年03月08日

アスペレンのフレスコバルディ

Frescobaldi Moulin  Stoskopff.JPG


フレスコバルディのパッサカリアによる100のパルティータの素晴らしい演奏
   Yoann Moulin - Cento partite sopra Passacagli
     https://www.youtube.com/watch?v=qiDverVuLKk
と、彼のCD(イメージ)は、ずいぶん前に紹介しました。
Frescobaldi: Intavolatura di Cimbalo(タワーレコード)
https://tower.jp/item/4566112/Frescobaldi%EF%BC%9A-Intavolatura-di-Cimbalo

長老のチェンバロ奏者:アスペレン BOB  van Asperenによるこの曲の、おそらくオリジナル古楽器?による、これもなかなか良い演奏動画がありました。しっかし、なんて小さな狭い鍵盤なんでしょうか、何オクターブあるのかな。。
Girolamo Frescobaldi Cento Partite sopra Passacagli Bob van Asperen harpsichord
https://www.youtube.com/watch?v=aUTh6wrFozA
posted by 山科玲児 at 09:03| Comment(0) | 日記

湯清め神事

2020年06月05日 お祓いと洞窟考古学
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/187564364.html
で、

チェチェン・イッツア近くのバラムク洞窟の発掘
Inside the Cave of the Ancient Jaguar God | National Geographic
https://www.youtube.com/watch?v=HvoDCtu0pJo
動画の1分17秒〜のところで、現地のシャーマン 聖職者のようなおじさんが探検メンバーをお祓いする場面がある。日本で神主が榊の束でお祓いするのと相当似ているのに驚いた。

と書いたが、神棚に手をあわせて祈るときに、ときどき思い出していた。
このメキシコの祭司のおじさんの、お湯をかけた榊でお祓いをする、というものとほとんど同じ神事の動画があったので、紹介する
水戸市八幡町の水戸八幡宮できのう、熱湯で邪気を払う「湯清め神事」
https://www.youtube.com/watch?v=F5M-HSfdv6s
posted by 山科玲児 at 07:25| Comment(0) | 日記

2021年03月07日

アンデス文明にはなかったらしい

メキシコはじめとする中米にはあった、


ですが、どうも、古代アンデス文明にはなかったらしい、という記述を読みました。

これが、アンデスではジャガイモをはじめとするイモが保存食料になって主食になり、トウモロコシ主食ではなかったという理由かもしれませんね。

posted by 山科玲児 at 13:18| Comment(0) | 日記

マヤ文明本  新刊



鈴木真太郎 著, 古代マヤ文明   栄華と衰亡の3000年
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2020/12/102623.html

当方も前から気にしていたことで、、南部海岸地域とその後背の高地が先古典期の遺跡が多数あって重要。その地域のことが、かなり書いてあって、よかった。またマヤ時代の食事について1章をさいている(第五章)。そこでトウモロコシの処理である
ニシュタマリゼーション
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/187560654.html
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/187557280.html
について書いてある。この本では、紀元前後の先古典期末期のように書いてあるが、当方は、もっと早いのではないかと考えている。エル・ミラドールのような大ピラミッド建設の経済的背景には、ニシュタマリゼーションによる経済的繁栄は必須だと思うからだ。まあ、発明と普及には古代には時間差・地方差があるだろう。

また著者の専門らしい古人骨のことがとても詳しいのだが、どうもここまで書く必要があったのか?とも思う。ただ、パレンケのパカル王の年齢問題解決は、よい記述だった。

そして、ACE378年のティカルへのシヤフ・カックの「到着」については、記述がどうもへんだ。それに、シヤフ・カックと思われる墓・遺体の発見などきいたこともない話がさらっとでてくる。

  どうも、これは、碑文学系統のマヤ学者とフィールド考古系統のマヤ学者の対立・反目と関係があるのではないか? と想像したくなる。この件は、マイケル・コウ先生の「「マヤ文字解読」でも、大問題として慨嘆されていた。

別の派の学者の見解:
マヤ文明   その繁栄と崩壊
ガイ・グリオッタ
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0708/feature01/
これも、ちょっと断言し過ぎだと思うけれど。。。ACE378年時点でティオテワカンが世界最大の都市というのもちょっと無理でしょ。ローマはテオドシウス時代だから衰微していたとはいえ、これより大きい。

当方も。。。
ストロンチウム分析とマヤ文明
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/186831628.html
タグ:マヤ文明
posted by 山科玲児 at 08:57| Comment(0) | 日記

2021年03月06日

松井如流旧蔵拓本



2021年03月05日 曹望ニ造像の模刻は東京にもあった
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/188458226.html

で、書いたように、かなりの数の松井如流先生旧蔵拓本が成田山書道博物館に入っていますので、成田山書道博物館のサイトで紹介されています。
松井如流とそのコレクション
https://www.naritashodo.jp/?p=8057
https://www.naritashodo.jp/?p=8015
https://www.naritashodo.jp/?p=7994

こうしてみると、二玄社の書跡名品叢刊に、入っているものが多い。そういう意味では日本における各拓本・碑のイメージの範例をつくっているものだともいえます。また、この鄭羲下碑の表紙  題簽なんかは、初めてみるような気もします。
posted by 山科玲児 at 06:24| Comment(2) | 日記

2021年03月05日

曹望ニ造像の模刻は東京にもあった

pensilvania (2).JPG



  早く海外流出したことと書法・画像とも良質のほうなので、拓本が高価稀覯であり、巧妙な翻刻偽物も数多いものに、曹望ニ造像があります。市場にでるものはほとんどダメとさえいわれてますね。イメージは、ペンシルヴァニア大学に所蔵されている原物ref1にある著作権消滅済み写真です。

Images - C145 - Statue Base | Collections - Penn Museum
https://www.penn.museum/collections/object/105770
https://www.penn.museum/collections/object_images.php?irn=105770

崇善楼筆記の海外流出石刻 正誤表
https://reijibook.exblog.jp/28470619/
で指摘したように、王壮弘氏も間違えていたんですね。

50年以上前ですが、  松井如流氏がこう書いています ref2。
>「戦前にこの模刻本2種を買い求めている」
>  昭和33年に中国旅行したときに、原拓本を入手した。
>  「前田剛二氏が大理石板四枚に模刻したものが東京国立博物館に蔵されている」

なんと東京国立博物館にもあったとは、、、
なお、松井氏旧蔵拓本は、今は成田山書道博物館に入っています。、、
https://www.naritashodo.jp/?attachment_id=8036

ref1.  Horace H.F. Jayne,   Chinese Collections of University Museum, a Handbook of principal objects,
  1941, Philadelphia

ref2. 書品、第137号、昭和38年2月
posted by 山科玲児 at 08:05| Comment(0) | 日記

2021年03月04日

中国からもみられている

ヤフオクや東京中央オークションなんかが、中国のサイトで転載報道されて、代理人が落札していることは、よく知られているが、
どうも、もっと有名でないオークションもまた、結構、観察されているようだ。

中国のオークション情報サイトに、
京都の祇園会の今年4月9日のオークション出品商品まででていたのには、驚いた。
この祇園会は、京都恒社古美術株式会社が主催しているオークションのようである。

posted by 山科玲児 at 10:15| Comment(0) | 日記