2021年04月05日

戦争の中国古代史 青銅と鉄

戦争の中国古代史.jpg



佐藤 信弥 :戦争の中国古代史 (講談社現代新書) 新書 – 2021/3/17、
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000350442

を読んでいて、また、ちょっと気になったところがある。

第5章>鉄器の時代に入ったからといって、完全に銅器に取って代わったわけではないからである。

実際、兵馬俑に付属した剣も良質の青銅剣だったしね。鉄器がなかなか武器としては普及しなかったのは、質の悪い鉄が多かったから。そこそこがまんできる質の鋼の製造に至るまでには何百年もかかったようだ。一方では武器用の青銅合金の質が最高度に発達していたから、ともいえる。だから、鋼の武器は、漢時代になってようやく普及した、というのが現実だろう。満城漢墓「劉勝」(BCE113年)墓の武器が鉄剣になっているので、そのころからは鉄武器の時代といっていいかな。それでも、まだイシユミの部品などで青銅製が使われていた。

農具には多量生産された銑鉄がどんどん普及したらしいのだが、武器として使うには質が悪すぎたということのようである。
>銑鉄は炭素を多く含み、非常に硬くてもろい性質をもっているため、熱を加えると少し力を加えただけで崩れてしまいます。 炭素が多いと溶けやすくなるので、鋳物の材料として適し、製鋼や鋳造の原料に用いられます。
タグ: 中国史 青銅
posted by 山科玲児 at 11:13| Comment(0) | 日記

鳥獣戯画 新刊

鳥獣人物戯画乙 (1).JPG




謎解き 鳥獣戯画 芸術新潮編集部/編

https://www.shinchosha.co.jp/book/602298/

が出版され好評のようです。

芸術新潮 2020年7月号
https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20200625/
特別展 国宝鳥獣戯画のすべて

が早々に品切れ絶版にしてしまったので、これをもとにして、増補出版しているようです。

無論:四月13日からの、これめあて便乗企画ですが、結構いいんじゃないでしょうか?ビジネスとしては正道いってるしね。
https://chojugiga2020.exhibit.jp/


もっとも、やはり、当方が指摘した点は言及がなかったようです。
2016年11月08日  鳥獣戯画  切られた紙
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/177589325.html


タグ:鳥獣戯画
posted by 山科玲児 at 09:51| Comment(0) | 日記