2021年04月29日

イタリアとゲルマニア

italia germania.jpg

佐藤 直樹, 東京藝大で教わる西洋美術の見かた (基礎から身につく「大人の教養」)  2021/1/27
https://honto.jp/netstore/pd-book_30701946.html

で知った ナザレ派のオーヴァーベックことヨーハン・フリードリヒ・オーファーベック (Johann Friedrich Overbeck 1789年7月3日 - 1869年11月12日)

の代表作は、
 イタリアとゲルマニア (1828) です。
  https://www.pinakothek.de/kunst/friedrich-overbeck/italia-und-germania
   キャンバスに油彩: 94,5 x 104,7 cm

髪の色や背景からして、左がイタリア、右がゲルマニアなんでしょうが、服の色は逆のようにもみえますね。
この絵の様式は、どこを模範にしたんだろう、、と考えたんですが、ラファエロじゃない、むしろヴェネチアのジョヴァンニ・ベッリーニやヴィンセンチオ・カテーナ、特にカテーナの様式に近いと思います。

 カテーナの作品は、上野の西洋美術館 にもあるし、
https://collection.nmwa.go.jp/P.2011-0001.html

他でも2、3鑑賞した記憶があるので、よく覚えている。

ただ、ナザレ派の時代には、カテーナの絵画も ラファエロとその仲間の範囲に入っていたのかもしれない。


 
posted by 山科玲児 at 10:04| Comment(0) | 日記

ラファエロそっくり

Friedrich Overbeck.jpg

佐藤 直樹, 東京藝大で教わる西洋美術の見かた (基礎から身につく「大人の教養」)  2021/1/27
https://honto.jp/netstore/pd-book_30701946.html

で知った ナザレ派のオーヴァーベックことヨーハン・フリードリヒ・オーファーベック (Johann Friedrich Overbeck 1789年7月3日 - 1869年11月12日)

ラファエロにならった模倣作(イメージ):

イエスと洗礼者ヨハネ、聖母、聖エリザベス (高精細度イメージ)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Vierge_Marie,_Sainte_Elisabeth,_J%C3%A9sus,_Jean_le_Baptiste_par_Friedrich_Overbeck.jpg

これは、ミュンヘンのノイエ・ピナコテークにあるそうであるが、、写真でみる限り、真に迫っていて、贋作作りになったら巨万の富が稼げたのではないかと邪推したくなるぐらいである。

ノイエ・ピナコテークの頁の情報
https://www.pinakothek.de/kunst/friedrich-overbeck/maria-und-elisabeth-mit-jesus-und-johannes
マリアとエリザベスとイエスとヨハネス、1825年
キャンバスに油彩、146.4 x 101.7 cm
1857年にルートヴィヒ1世がシェーンボルン伯爵のコレクションから購入
 Inv. Nr. WAF 754

 ブラッセルのボザール Palace de Beax Artsで2005年7月26日に 「Ensor a Bosch」展をみたとき驚いたのは、19世紀の画家が15世紀の初期ネーデルランド絵画を模倣した絵画である。本当に真に迫っていた。この伝統がジョセフ ファンデア ベーケンJoseph Van  der Vekenの模倣作や過剰修理につながっていくのかもしれない。
posted by 山科玲児 at 07:57| Comment(0) | 日記