2021年05月04日

ロシアの科学技術

【ゆっくり解説】独自の感性が炸裂!?ソ連時代の飛行機、爆撃機について解説
https://www.youtube.com/watch?v=QGToozLwklQ
を視聴していたら、

ロシアの科学技術は、アメリカ・西欧のそれと、ひと味違って、発想が変わっていて面白かったことを思い出した。ソ連崩壊後は西側にちかくなってしまって、飛び抜けた面白いことは少なくなったようで、一面残念なところがある。それでも、ポアンカレ予想を解決した変わった数学者 グリゴリ・ペレルマンを出しているから、馬鹿にはできない。
  ルイセンコ説などひどいエセ科学も流布したとはいえ、別の発想の科学があったことは実感している。太陽系起源のシステムもサハロノフが先駆だし、コルモゴルフやゼルドビッチの研究も優れていた。    
タグ:ロシア ソ連
posted by 山科玲児 at 10:04| Comment(0) | 日記

世界風景という単語

ブリューゲルとネーデルラント風景画.jpg

ブリューゲルの絵画を語る人は、いつも世界風景という単語を使う。この「世界風景」という単語を、だれが何時頃言い出したのかなあ、と思っていたら、20世紀初めのドイツの学者が言い出したもので、意外に新しいものらしい。

1990年に上野と京都で開催された「ブリューゲルとネーデルラント風景画」の図録を参照した。
この展覧会、京都展の記録が細かいので、URLを書いておく:
https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/1990/215.html
上野で観た展覧会自体は、ブリューゲルのすばらしい「干し草の収穫」と、アンリ・メット・ド・ブレスの作品、グロな「生命の泉」 、ぐらいしか記憶にない

この図録(イメージは表紙)の巻頭Walter S. Gibson解説の訳注によると、もともとWeltlandshaft (世界風景)という単語はEvarhart Freiharr von Bodenhausenの 1905のヘラルト・ダヴィッドについての著作で使ったのが古く、Ludwig von Baldassの 1918年の「パテニールからブリューゲルまでのネーデルラント風景画」(ドイツ語 ドイツ帝国美術史年刊34に収録)という著作が普及させたということのようである。

この図録、今、読み返してみると異常なくらい学術的で、冒頭のギブスンの解説はたった20頁の本文に、原注が50、訳注が9、しかも文献名は原語ありまくり、という代物、他の解説も同様、末尾の文献目録も詳細、、一体だれが読んだんだ??? という代物である。学会で刊行する専門誌の論文のようなつくりになっている。

なんとなく気になって買っていて、処分もしなかった図録なんだけど、こういう妙な性格のものだったんだなあ、と再認識した次第である。

posted by 山科玲児 at 06:41| Comment(0) | 日記