2021年05月14日

制作年代が信用できない

藝大西洋美術.jpg
佐藤 直樹, 東京藝大で教わる西洋美術の見かた (基礎から身につく「大人の教養」)  2021/1/27
https://honto.jp/netstore/pd-book_30701946.html
第3回講義にでる
メロード祭壇画  に、1427年、と はっきりキャプションつけてあるんですが、
これは、単なる憶測です。
メトロポリタン美術館のサイトでも、1427–32ごろ
となってますしね。

この本の図版には、ときどき、こういうような確実でない年代が、あたかも確実であるかのように明記してありますので、注意が必要でしょう。
第6回講義にでる デューラーの素描:聖家族も。1492とされているが、実は推定で異論もありそうだし、ヘールトヘン・シントヤンスの「荒野の洗礼者ヨハネ」(ベルリン絵画館)の1484年という明記も根拠はありません。
  一方、メムリンクのニーウェンホーヘ二連祭壇画のような確実なものの年代もちゃんと書いてあるし、わけがわからない。全部疑うしかないというのは、残念なことですね。もう最初からつけないほうがよかったかも。。

posted by 山科玲児 at 09:45| Comment(0) | 日記