2021年06月17日

中国台山原発トラブル 続

中国台山原発、問題の原因は燃料棒の破損 「よくある現象」と当局
2021年6月16日 19:37 https://www.afpbb.com/articles/-/3352020?act=all


中国が、問題を認めたということは、実態は、かなり深刻ですね。
これは、おそらく、二件の問題があった。

燃料棒破損のためキセノンが炉の中に蓄積されてしまった。
キセノンオーバーライド といわれる現象で、これは原子炉の動きを不安定にする傾向があります。基本的には、反応を抑制するため、出力がでなくなる。だから制御棒を抜きすぎた状態になりやすい。もう一つは、出力を落とすときに予定より低くなってしまうし、出力を上げるときに予定より高くなり暴走しやすい状態になります。  したがって、普通なら一旦停止して燃料棒交換(フランスが儲かる?)し一ヶ月もすると放射性キセノンは崩壊してなくなってしまいますから、フランスの会社は原子炉停止をやりたかったんだろうけど、中国はうけつけなかった。

そして、おそらく別件で漏洩もあったものだと思われます。
   
タグ:台山原発
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ヴォーカルアンサンブル・カペラのディスコグラフィー

pange Lingua  カペラ.JPG


東京在住中に、優れたコンサートに何度も触れたヴォーカルアンサンブル・カペラ
のサイトがあり、ディスコグラフィーもあるようですね。

花井さんのカペラのCDはタワーレコードでは売っているようだが、HMVやアマゾンにはないので、しょうがないから、タワーに入会するかなあ。。

イメージは愛聴してるパンジェ・リングア と「サイコロ」のミサのCD


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2021年06月16日

地元湖南省にない湖南料理


 台湾ラーメンつながりで、地元にない、XX料理というものが結構ありそうだ、と思った。ナポリにスパゲッティ・ナポリタンがないようなものだ。

 昔、「湖南料理は、辛い」という例で、左宗棠鶏という料理があって、大きな唐辛子が料理にのっている。という話をきいた。

ところが、
外国生まれの中華料理:湖南省にはない「湖南料理」が海外で人気(新華網  日本語記事)
http://jp.xinhuanet.com/2017-02/22/c_136075512.htm
によると、左宗棠鶏は、湖南にない料理だという。それどころか、中国の他のところにもない。
 また、湖南の人が海外で食べても湖南料理の味付けとは全く違い甘すぎるということがあるらしい。これは、辛い料理をあまり食べない台湾や広東などの味覚にあわせたのか、、とも思うが、そんな料理は無い、というのは聞き捨てならないことである。
 1980〜1990年代、台北で湖南料理が流行っていて、多数のレストランが営業していた時代があった。湘園餐庁にはよくいったものだ。今は、湖南料理は、それほど流行ってはいない。
 当時のトップ・レストランが彭園湘菜館であった。その創始者だと思う、トップ・シェフ彭長貴氏が亡くなったというニュースがあった。追悼の記事によると、左宗棠鶏を考案したのは、この人だという。なるほど 台湾で考案されたのなら、現地湖南にないはずだ。他の人が考案者だという説もあるが、いずれにせよ台湾や米国など湖南でないところで考案されたらしく、左宗棠の子孫もそんな料理は知らないとのことである。
  ただ、なんらかの原型となる湖南料理があるのではないか?
と、中国典故名菜(ref)  を読んでみた。
 どうも、東安子鶏 というのが、やや近い。唐辛子をどっさり使うし、、これをもとに工夫したものではないか? と思った。

Ref 方青華、中国典故名菜、中国食品出版社、1989
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2021年06月15日

中国台山原発トラブル

中国、広東省 香港マカオの西約100kmにある台山原発で、放射性不活性ガス(希ガス)のキセノンとクリプトンの流出が現在進行中のようです。中国広東省の当局はシャットダウンするつもりはなく、なんと福島のときの日本のまねをしたのか放射線安全基準を無理にあげて「安全だ」といいはっているものの、そのあげた基準も突破しそうです。

原発を共同所有・運営しているフランスの会社EDF そして、EDFの子会社でこの原発を建設した「フラマトム」(旧アレバ)Framatomeは、米国にも助けを求めていますし、中国当局との緊急会議を要請しています。
BBCのみたてでは、どうも、燃料棒破損のようですね。

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台湾ラーメンと名古屋ラーメン

台湾まぜそば  日清 ss.jpg


2021年05月25日  魚粉の味の台湾まぜそば
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/188701800.html

で、名古屋に「台湾まぜそば」「台湾ラーメン」というものがあることを知ったのだが、

台湾ラーメンや台湾まぜそばは台湾の食べ物ではない!?【日本発祥の意外なもの】
https://tabizine.jp/2018/11/25/216550/

そうです。

そして、この名古屋の料理を台湾に持ち込んだ店もあって、それが
「名古屋ラーメン」という名前で台北の桃園国際空港の店でも出しているみたいですね。
日本の「台湾ラーメン」=台湾の「名古屋ラーメン」

ということみたいです。

そして、「名古屋カレー」というのが台湾にある、という面白い記事もありました。
台湾オリジナル「名古屋カレー」を食べに…名古屋人が台湾に行ってきた
https://toppy.net/special/taiwan/191003.html

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シノバック・ワクチンもダメだった



ワクチン接種猛烈に進む「チリ」感染激増のなぜ
https://toyokeizai.net/articles/-/423208

東洋経済が珍しく良い記事を出していました。
シノバック ワクチンは、なんか効果があったような報道が以前ありましたが、チリ大学の調査ではロクにきかず、かえって大流行を起こす原因になるようです。

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2021年06月14日

写本  書き入れ 版本  活字本

eki斎 書き入れ 荀子全書  国会図書館.jpg

  現在、学者として活躍している人々でも、あまりに活字化された文献に慣れすぎていて、
書画の目録や記録、美術関係の記録が、20世紀初頭ぐらいまで、写本・抄本が多かったという事実を閑却してるんじゃないか? と疑いたくなるような見解が少なくない。
 収集家や古美術商の記録なんかは、本人とその周辺だけにしか需要がないので、多量出版なんかされないのが通例である。勿論、なかには、自分の収集を誇示して、高価販売しようという企みのために出版する収集家も少なくなかった。全部贋作でつくった書画録さえある。
 しかし、そういうのでないものは手控えであり、1冊だけの写本になっていたものが多い。例えば「完顔景」の書画録もそういう写本の束を20世紀に偶然発見して世に出たもののようだし、呉其貞の記録もずっと写本で伝わっていてなかなか活字にはならなかった。四庫全書も実は本来は写本である。昭和35年上野コレクションが京都国立博物館に寄贈されたときの目録は、全部収録されているものに限っては、なんと手書きガリ版の粗末なものだった。
変な話だが、ある種の稀覯本なら、写本のほうが印刷本より安いということもあったらしい。
版本、活字本にならないと本ではない、という固定観念ができている人が多いのはいかがなものか。

また、写本や印刷本に「書き入れ」をやって、文字の訂正をしたり、他本との違いや、意見批評などを書き入れるという習慣も、ほとんど滅亡しつつあるため、そういうことを想像できない「学者」もいるようで困ってしまう。イメージは国会図書館から、、京都 葛西市郎兵衞 延享2(1745)刊「荀子全書」に、狩谷エキ斎が書き入れ 評注したもの
国会図書館所蔵





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2021年06月13日

翁萬戈氏逝去

2007april.JPG


最新号のOrientationsに翁萬戈氏(Wan-go H.C. Weng,1918年7月28日〜2020年12月9日)の訃報と追悼文がのっていた。102歳。清末の大官  翁同和の子孫で、優れた中国書画コレクションで有名なかたであった。米国在住。
イメージは2006年に翁萬戈コレクション特集をしたときの表紙で、幼児のときの可愛い翁萬戈氏である。

収集品は、主にメトロポリタン美術館に入っているようだが、早く、ネルソン・アトキンス美術館が購入したものもある。2018年にボストン美術館へ寄贈もされているようだ。
ボストンへの寄贈の主要作::Wan-go H. C. Weng Collection
全体として、かなりレベルが高いものが多いが、残念なものもあるようだ。

タグ:翁萬戈
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張遷碑臨書は天来書院本で

張遷碑 (1).JPG張遷碑 (2).JPG




  張遷碑は、有名な割に、良い影印本が少ない。イメージは乾隆末期〜嘉慶初めごろの原拓本

最近、気がついたのは、天来書院の百衲本の 張遷碑は、底本が、相当良いということだ。
URL  http://www.shodo.co.jp/books/isbn-308/
 >本書は古碑の風合いをそのまま伝える精拓本をもとに、一部を他の拓本から補う百衲本です。

 日本で1、2を争う旧拓の淑徳大学所蔵の 拓本を底本にしていて、少し破れがある碑額は他本からとっているようだ。

淑徳大学  張遷碑がある 拓本画像頁
https://www.shukutoku.ac.jp/shisetsu/takuhon/cat1972/index.html

百衲本だから、他の箇所も補筆なんかもあるかもしれないが、もとが淑徳大学本なのでそうとう良い手本になっていると思う。資料的には、修正部分がわからないので基準に使うことはできないが、書道手本としては、現在刊行中のものでは優れたものになっている。

 前、張遷碑 三拓本比較
https://reijibook.exblog.jp/22826084/
 
で指摘したように、なぜか大手の二玄社 出版の張遷碑  影印本は、豪華な原色本をのぞき、書籍名品叢刊も、書道名品選も、底本がひどいものだったので、一般に、良い手本がでまわってないというのは不幸なことである。
 ただ、碑全体を一枚に拓本にした掛け軸仕立ての全套本では、そう古いわけではないとしても、そこそこの旧拓本,精拓本は、日本でもときどき観る。だから、そういうものから写真製版してもいいんじゃないかと思う。

 法帖仕立ての本でそうとう古そうで、かつ精拓本っぽいのは、台東区書道博物館の一冊と淑徳大学の一冊である。香港 中文大学文物館  北山堂寄贈本も古そうだが、補筆があるかもしれない。また、碑陰は近拓である。これは淑徳大学のものも碑陰は後補のようである。書道博物館本の碑陰だけは古そうなので貴重じゃないかと思う。北京故宮博物院のものは最古といわれているが墨が重いので、どこまで補筆してあるかわからないので、本当に最古なのかはわかりかねる。



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2021年06月12日

前田慶次道中日記


一夢庵風流記.JPG

 最近、前田慶次の墓らしい遺構が、米沢の堂森でみつかったようだ
前田慶次の墓所は「米沢の寺院裏山」 市民ら推定  
米沢の山に前田慶次の“墓所”? 地元の会調査「可能性高い」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/a99ffad90c3c5a68f2f23b97015423fd0c3a1613

  確証があるわけではないようだが、状況証拠は、かなりありそうだ。
  前田慶次 は、少年ジャンプのマンガ「花の慶次」で知ったのだが、その原作小説 隆慶一郎「一夢庵風流記」(イメージ)もなかなかおもしろかった。ただ、これも伝記的とはいえ、フィクションだ。確実な文献や遺跡が少なく、墓所ですら、最近推定されているという有様だから、小説家の想像を、いくらでも羽ばたかせることができる対象であろう。そういう意味では北条時行もそうなのかな。

作者:直木賞小説家:隆慶一郎が魅せられたという、

前田慶次  道中日記 (原本は米沢図書館)
https://www.library.yonezawa.yamagata.jp/wordp/local/publication/keiji/

は、市立米沢図書館から複製・訳本が出版され、結構版を重ねていて、通算で8000部以上売れてるらしい。これ、一応学術書としては結構な販売数のようである。

ちょっと興味がでたので、
図書館で、禁帯出の日本庶民資料集成第8巻で閲覧してみた。

いや、これは名文ですよ。確かに引き込まれる。いわゆる候文じゃ嫌だなあ、とおそれをなしていたのだが、違う。芭蕉の「奥の細道」に似た、連歌、漢文に造詣のある人のひきしまった文章だ。ただ、漢文というより和漢朗詠集に寄り添ったような漢詩漢文趣味である。俳句というべきものが散見するのだが、この時代では、まだ俳諧俳句は独立していないはずなので、ある意味で俳句の嚆矢、先駆といってもいいかもしれない。
  妻籠(つまごめ)宿あたりは、昔 訪問したことがあったので、そこまでは一気に読んだ。
 書いてあることが、名所旧跡だけではなく、卑近な女のこと、下痢をした、などということが、連歌風の和歌混じりで淡々と書いてある。
 故ドナルド・キーン氏は、これを読んだのだろうか??と思って、ドナルドキーン著作集の索引を見たがなかったようだ。百代の過客、続百代の過客を書いたキーン氏の評を聴いてみたかった、と思ったものだ。
posted by 山科玲児 at 07:34| Comment(0) | 日記