2021年09月27日

武漢ウイルス起源 ニューズウィーク記事

武漢研究所、遺伝子操作でヒトへの感染力を強める実験を計画していた

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/09/post-97147.php

DRASTICの仕事なら、米共和党のレポートでみていたやつかな??とパスしていたのだが、最近読み直した。えっと思ったのが、人工的に改造したウイルスをコウモリが棲んでいる洞窟に放つという計画だ。

>研究者たちがコロナウイルスの遺伝子を操作して変種をつくり、それを複数の洞窟に放ってコウモリが感染する様子を観察して、それらのウイルスが人間にもたらすリスクを評価しようと計画していたことが明らかになった。
>

なんでそんな変なことをするのだろう?? オリジナルの英文読んでも、一応書いてあるので誤訳ではないようだが、意図や理屈がさっぱりわからなかった。

ただ、もし、そのような計画が実行されたのなら、雲南省の銅鉱山の洞窟で、数人がCOVID19に似た病気で死傷したという事実の説明がつく。その洞窟には、武漢ウイルス研究所の人が何度もきていたらしい。

さらに、驚いたのは、DARPAに実験資金要請をあのPETER DASZAKのエコヘルス ・アライアンスが申請していたことだ。DARPAは断ったそうだが。申請書類などは残っていたわけである。それから漏れたのだろう。DAPPAはインターネットの生みの親でもある。


posted by 山科玲児 at 11:15| Comment(0) | 日記

イスラム教と現代社会

イスラム (2).JPG

小杉泰「イスラームとは何か」   飯山陽「イスラム教再考」
を読んで、
イスラム教が近代社会と共存しにくく、ときにはイスラム原理主義のテロを生むのはなぜだろうか?と思った。

・出家宗教ではない、このため宗教団体と世俗の政治組織とが分かれにくい。そのために政教分離が困難である。
 フランスは一見カトリックの国のようにみえるが、フランス革命以来の伝統で、厳格な政教分離の国である。公立学校ではロザリオをもちこむことすらできないという。

・マホメットは宗教団体の指導者であり同時に都市・国家・軍隊の支配者であった。アッバース朝盛期までは、カリフがそうである。この体制では、政教分離は不可能である。後にスルターンやアミールが政権を持つ体制へ移行したといえ、それは慣習で、イスラム原理主義ではカリフ制度が正統である。このスルタン・アミールとカリフが共存する政教分離を最後までやれなかったのは、出家宗教でなかったからなのだろうか?

・法律 社会体制までイスラムのコーランと ハーディス(マホメットの言行録) を法源として規定している。

・コーランとハーディス伝承が他の宗教よりずっと堅固で、偽典・神学論争・宗教会議・慣習によって社会の変化、他の文明圏に対応していくメカニズムがない。

・8世紀〜12世紀までは、大成功した宗教、倫理であり政治イデオロギー・国家体制だった。また、13世紀まで世界の先端文明を擁していたのは間違いない。
 したがって、同時代の西ヨーロッパの野蛮な連中とは格段の差があった。11世紀末期において、世界有数(最大?)の大都市スペインのコルドバのイスラム教徒と、フランス・パリのキリスト教徒とくらべたら、その民度・寛容さ・教養・清潔さに大きな差があっただろう。
  だからといって、21世紀にも、そうであるわけではない。
 11世紀にキリスト教徒が極端に偏狭残酷野蛮であり、同時代のムスリムが文明人であったからといって、21世紀にもそうであると盲信するのは間違いである。

 どうも、おそろしいことに、ポストモダンのアルタネイチブとして「イスラム」をあげたい盲信的な研究者・学者が、結構存在するようなのが不思議である。

 8ー12世紀の成功体験をもちだして、いうのは愚かである。

  イスラムの拡大の限界ポイントは、1510年ごろだろうと思う。東方では、インドネシアのジャワ島でマジャパイト王朝が滅びイスラム化された(ref)。その一方、スペイン南部のグラナダがレコンンキスタで陥落している(1492年)。
ref 東南アジアの歴史 (講談社現代新書 457 新書東洋史 7) 新書 – 1977/7/1
永積 昭
posted by 山科玲児 at 07:37| Comment(0) | 日記