元外交官で癖の強い論客である佐藤優氏は、2014年のクリミアでの、ロシアとウクライナの紛争のことを「毒蛇と毒サソリの戦い」と表現した。つまりどちらも黒い連中であり、一方が悪く一方が善だということは、全く無い、ということである。
これは、前書いた、、
2014年03月27日 ロシアを焦土にし、ロシア人は皆殺し
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/91773086.html
とも関係している。
ウクライナとロシアの歴史、さらにユダヤ人迫害の歴史については、軽めのゆっくり動画が意外に良かった。
https://www.youtube.com/watch?v=Ss4n7WztNzI&t=3s
https://www.youtube.com/watch?v=Ccp7oZDpazU
これによって、ウクライナ政府所属のアゾフ大隊が、ハーケンクロイツを旗にしている背景がなんとなくわかるような気がする。
そして、2014年キエフのマイダン事件を援助した米国の大富豪 ジョージ・ソロスが、もとハンガリーでナチスに協力して同胞ユダヤ人の財産を没収していたユダヤ人であり、しかもその思い出を「楽しかった」と回想している外道であることも納得がいく。
佐藤優氏は神学を学んだ人なので宗教に詳しい。ウクライナがギリシャ正教会とユニエイトとローマンカトリックに3分割された宗教紛争が起こりやすい地域であることも注意していた。これが、危うさを倍増させている。
国際政治なんて、どうせそういうものだろうが、とてもこういう地域の紛争には、日本人は関与できない、と思った。
イラク戦争をするために、米国政府マスコミ総出で「大量破壊兵器」でっちあげをやっていて、日本マスコミも全てそれに乗っていたことを、私はよく覚えている。
現代のような情報戦の時代で、日本人がほとんど何も事情を知らないウクライナの事件では、ロシア・米国・EU、DSおのおのが自分に都合のよい宣伝をしてくるのは当たり前である。
カプリコンのような偽装がなかったとしても、事実や映像の選択(報道しない自由・編集権)だけでも十分に大嘘をつくことはできるだろう。もっとも、今の売電では、おおがかりな嘘映像も平気でやるかもしれない。なにせ意味もなくホワイトハウス外のセットで会見したりしていた実績もある。
いずれにせよ、日本マスコミの煽りにのせられず、感情的ではない冷静な言動が望まれる。
まあ、ロイターとスプトーニクを半々に疑わしく閲覧するぐらいでいいのかもしれない。
人民日報や環球日報の嘘は常識だが、人民日報や環球日報でも政治や共産党の利害がからまない話題の場合、本当のこともちゃんと報道する。