2022年05月31日

カタログにのってない瓶

玉壺春  青花龍紋瓶 (1).JPG


現在はGoogleなどの検索ですら でてこない記事だったので、良い写真とともに、加筆して出しておきます。イメージは当方撮影。

 この瓶は、9/29に、大阪市立東洋陶磁美術館の特別展「安宅英一の眼」でみたが、カタログに載っていないことに気がついた。この高さ24.8cmの青花龍文瓶は、1976年ごろに、南宋時代12世紀の青花(染付)ではないかという議論があって、話題になったことがある。
  サミー・リーこと李汝寛氏が芸術新潮に書いていました(ref)。

確かに元時代のものにしては口縁が大きく、模様も余白が多い。ただ、逆にもっと時代が下った明中期という可能性もあるかもしれない。いずれにせよ、議論の的なのでカタログ記載の際、クレームを怖れて省いたのかもしれない。
英国のクラーク夫人旧蔵で、英国では戦前から知られていた名器である。1974年ごろ安宅氏が購得した。

ref 芸術新潮 第319号(1976年7月)特集 安宅コレクション
posted by 山科玲児 at 07:25| Comment(0) | 日記

ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン本 その5

Calvario Rogier madonna.jpg

Calvario Rogier St Jans.jpg

 イメージ、右は赤外線写真 でみた下絵。
 マドリード郊外のエスコリアルにあるロヒール  ファンデアワイデンの カルヴァリオこと磔刑図の修理のことを思い出した。
Dirk de Vosは、「残骸」と批評し、彼のロヒール総カタログには下絵の赤外線写真のみをあげているという徹底ぶりを示した。
しかしながら、みどころのある修復動画にみるように、なんとかプラドで修理修復を行ったようである。
    Restauracion El Calvario de Rogier van der Weyder
     https://www.youtube.com/watch?v=HFGY0O8xj6c
 もともとが「残骸」状態だたのだから、ある程度の補筆はしょうがないというふうに考えるべきだろう。とにかく巨大な絵なので、修復作業の労力費用も半端なかっただろう。
 じゃあ、「残骸」が「名画」になったのだから、我々は21世紀作の偽物をみせられているのか?といえば、そうでもないように感じている。
    少なくとも当方が、修復後の実物に触れて念入りに鑑賞した限りでは、あまりひどいねつ造や追加は行われているようにはみえない。高さ3.2mもある巨大さに圧倒される。巧妙な修理のためか、その日の午後に比較のため鑑賞したプラドの十字架降架 と比べてもそうひどく見劣りがするとは思えなかった。当方は修理前をみてないのでなんともいえないが、数少ないロヒールの作品の中に、この大作をいれることを喜びとするものである。
  復元すべき色は、おそらく、フィラデルフィアのジョンソンコレクションのものを参考にしたのだろうと思う。
  プラドのモナ・リザの修復と並んで、名画を復活させた良い修復といえるのではないかと思う。
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posted by 山科玲児 at 06:20| Comment(0) | 日記

2022年05月30日

ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン本  その4

Rogier Beaune Before Restauration1.jpgRogier Beaune Before Restauration2.jpg


ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン: 情動と優美のフランドル画家 単行本 – 2020/9/24
勁草書房
https://keisobiblio.com/2020/10/12/atogakitachiyomi_rogier/

ボーヌの祭壇画については、修理経歴、問題をもう少し書いて欲しかったなあ、と思います。
というのも上イメージのように、残っている部分が少ないという画面すらあったらしいからです。
ひょっとしたら、ダンチッヒ・グダニスクのメムリンク:最後の審判 を参考にして補ったところもあるかもしれません。




posted by 山科玲児 at 08:32| Comment(0) | 日記

ジョージ・ソロスの演説

ダヴォス会議での、ジョージ・ソロス(91)の演説を全訳したサイトがあります。
https://www.newshonyaku.com/23599/

断片的に漏れ聞いて来たが、全部さらっと読むと、とんでもない妄言・プロパガンタに満ちているのに驚かざるをえない。91歳だからといって許されるものではありません。ソ連崩壊後オルガルヒを使った金儲けがよほど旨味があって笑いがとまらなかったんでしょうね。プーチンにオルガルヒを潰されたのを恨んでいることが明かです。

>気候変動は取り返しのつかないものになりつつあります。それは我々の文明の終焉を意味するかもしれません。

もひどい。寒冷化なら、確かにそうなるかもしれませんが、ソロスがやってるのは「脱炭素」による寒冷化促進でしょう。ソロスは「我々の文明の終焉」を促進している。


 ジョージ・ソロスは1940年代にハンガリーで身分を偽り、ナチスに協力し、同胞ユダヤ人の財産没収作業をやっていた。ソロス自身がインタビューで、そのころが一番楽しかった、と言明しています。

George Soros : 60 minutes

録音・ヴィデオを必死で消しているようですけどね。だから、ハンガリーにいられなくなり国外逃亡した。現在もハンガリーでは犯罪人あつかいです。イスラエルからも嫌われている。ハンガリーでは「国家の敵」。イスラエルではネタニヤフ首相の息子が「イスラエル国家の敵」とTweetしたぐらい。
アングル:ソロス氏を母国ハンガリーが敵視、イスラエルも同調(ロイター)
https://jp.reuters.com/article/soros-hungary-idJPKBN19W0DK
イスラエルのエルサレム・ポスト:
イスラエルで非難されているのは「イスラエル国家」を解体するために、ハマスなどのテロ組織を援助しているからですね。
アゾフ大隊などネオナチを後援するのもある意味筋が通ってはいますね。終始一貫した全体主義者・戦争屋・クーデター屋・国家転覆屋・反国民国家主義者です。



posted by 山科玲児 at 06:56| Comment(0) | 日記

2022年05月29日

ガラスペンの世界

有隣堂しか知らない世界という面白い動画シリーズがあるようだ。

特筆したいのは、ガラスペン の話::

【飾りじゃないのよ】物理の力で文字を書く!ガラスペンの世界 〜有隣堂しか知らない世界002〜


【7260円vs199円】ガラスペン対決 〜有隣堂しか知らない世界045〜



posted by 山科玲児 at 16:06| Comment(0) | 日記

ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン本  その3

ロヒール ヴァン・デル・ワイデン.jpg



第4章のミラフローレス祭壇画
https://artsandculture.google.com/asset/der-marienaltar/MQEpfOWFBN5oSg?hl=ja
第5章の聖ヨハネ祭壇画
https://artsandculture.google.com/asset/the-altar-of-st-john-rogier-van-der-weyden/lgGaFNG5kFjuiw?hl=ja

これらは、実は三連祭壇画ではなかったことに、今更ながら気がついた。
折りたたむ屏風のような構造ではなく、
イタリアのクリヴェッリやベッリーニの作品のように、複数の画面が並んでいる形だったのだ。
Carlo Crivelli  Ascoli  St Emidio Alterpiece
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Carlo_crivelli,_polittico_di_sant%27emidio.jpg

スペイン、カスティリアのホアン2世の注文だったので、形がスペイン式になったのだろうか?
この祭壇画の南北差みたいなものがあるのかもしれない。
posted by 山科玲児 at 08:32| Comment(0) | 日記

ファンデアグースの鋲 続


2016年10月11日  ファンデアグースの鋲
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/177216075.html
を書いてましたけれど、


ヒューホー・ファン・デッル・グース  聖母のお眠り
の修理 が最近行われたようで、その鋲と組木のからくりが図示で解説されてました。

Onderzoek en restauratie 'De dood van Maria' van Hugo van der Goes (Maart 2020)
https://youtu.be/XUPOJT_7qjU?t=298

それにしても、右下にかなりオリジナルの欠損がみつかったようですね。
結果としてどう仕上げるかはよくわかりません。

Sint Salvator カテドラルにある模写については、シモン・ベニングか??という推定があるようです。


posted by 山科玲児 at 07:23| Comment(0) | 日記

2022年05月28日

三省堂書店 神保町本店  立て替え中

三省堂神保町本店2015.JPG

2015年に当方撮影:撮影しておいてよかった。



仮店舗Twitter

創業1881年、本の街・神保町の新刊書店。
ビル建て替えのため、一時閉店。新店舗は2025年開店予定です。
仮店舗での営業再開は2022年6月1日(水)です。


当方も長年見慣れた書店:神保町のシンボルみたいな店だったから、
さて、次はどういう店になるのかな。。
posted by 山科玲児 at 09:16| Comment(0) | 日記

最古の千一夜物語写本断片

2022年05月24日 ガラン版 千一夜物語
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/189554936.html

で、
>ガランがもとにしたアラビア語写本は、まとまった写本としては最古のものだとされているようだ。勿論 断片や部分写本にはもっと古いものがある。

と書いたが、一応、現在最古の千一夜物語写本の断片は、シカゴ大学にあるようだ。カラーイメージがあったので紹介する。

The Earliest-Known Manuscript Fragment of the Arabian Nights

https://www.historyofinformation.com/detail.php?id=1864
posted by 山科玲児 at 06:38| Comment(0) | 日記

ウクライナ戦争の予見

ちょっと、昔アップした記事で、画像がおかしくなっていたものがあったので修正していたら、
2014年ごろの当ブログで、こんなもの書いていた。

2014年03月17日 NATOがウクライナへ侵攻か?
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/90677071.html

いや、現在の日本のマスメディアより、8年前の私のほうがよほど予見性があったね。

posted by 山科玲児 at 06:26| Comment(0) | 日記