2022年05月10日

ベレンソンとムッソリーニ

イタリア絵画研究で有名なユダヤ系の学者:バーナード・ベレンソンが第二次世界大戦中、フィレンチェ郊外の邸宅で生活できたのは、なぜだろうか? と思っていたら、

どうもムッソリーニ政権はユダヤ人を収容所に入れたり財産没収したり、まして虐殺したりはしなかったようなのだ。
ナチス・ドイツやウクライナのバンデーラとは大違いだった。
官職追放とか、迫害はあったという話はあるが、ムッソリーニについて、当方は全く知らなかったと、思い知らされた。

posted by 山科玲児 at 08:30| Comment(0) | 日記

趙子昴についての講演

趙子昴についての王連起氏の講演を視聴した。現代中国語で日本語字幕なしだったが、現代中国語字幕ありだったので、まずまず意味はわかるもんだと、思った。氏が講演
がうまいからだろうとも思う。

ただ、ちょっと思うに現代中国の学者が講演するとき、なんでこんなに概説的になるのだろうと、思う。
自分の新しい意見研究成果を前に押し出してアピールするのではなく、啓蒙的概説が大部分で、少しだけ自分の研究成果を味付けでだす。という感じである。従来聴講したのは、日本での講演だから、無知な日本人聴衆を想定してそうなのかと思っていた。それは勘違いですよ、と言いたくなる講演・研究発表は多かった。しかし、これは中国人相手のものである。
王連起氏は、論文ではわりと歯に衣着せずガンガン言うほうだという印象をもっていたので意外だった。
  この講演は、趙子昴  アニヴァーサリーの記念講演なので、総説的概論的になっているのだろうか。。
この講演、学会関係から視聴させていただいたものなので、一般むきではないと思うのだが、それでもこういうスタンスである。
 趙子昴の研究として、米国の中国系学者だとおもう  李鋳晋 Li Chu-Tsing が1965年に出版した The AUTUMN COLORS on the Chio  and Hua Mountains,Atribus Asiae, Supplements XXI, Switzerland
というハードカバー本がある。これは台北國立故宮博物院にある鵲華秋色図巻を中心に趙子昴の絵画を論じた本だが、やはりわかりにくい感じはあった。
 ただ、事実の発見、新説という点では半世紀以上前のこれと、現代の講演とはそう変わらない印象を受けた。
また、ジャームズ・ケーヒル先生の「江山四季」の趙子昴絵画 解説と大きく変わっているようにもみえない。
  まあ、新奇な説をだすだけが能ではないが、やや失望の感はあった。
posted by 山科玲児 at 05:59| Comment(0) | 日記