2022年06月19日

ボッテチェルリが20ポンド


bottechelli esme va uk.jpg

ヴィクトリア アルバート美術館にあるボッテチェルリのエスメラルダ・バンデネッリの肖像
Portrait of a Lady known as Smeralda Bandinelli
https://www.vam.ac.uk/articles/portrait-of-a-lady-known-as-smeralda-bandinelli


ですが、1868年にロゼッティが、わずかに20ポンドで買ったものだそうです。今は老舗画廊であるコルナギ(当時は新進かな)がクリスティーズのオークションに出したものをロゼッティが落札したものだそうです。

 ロゼッティで、こういうとこには才能があったんだね。
そして、当時の評価は、、
2011年05月02日 ボッティチェルリが二流画家であった時代
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/44667501.html

>ボッティチェルリのような画家ーこの手の二流画家は一般的な批評の然るべき対象となるのであろうか?

というのが当時の世評だったことも影響してるでしょう。

また、ウオルター・ペーターのエッセイ「ボッテチェルリ」が書かれたのが1870年、本になったのが1873年ですから、ペイターなどの再評価で価値が上がったこともあるかもしれません。
現在のオークションに出てくるどうしようもないものよりずっといいのですから。



posted by 山科玲児 at 08:21| Comment(0) | 日記

墨をする

磨墨 古梅園 玄チ ss.jpg



【固形って使ってた?】墨の世界 ~ 有隣堂しか知らない世界080~
https://youtu.be/4RWGpTUCq7U?t=363

で、書道家の人が出してきた 古梅園のお花墨紅花墨が、見事に斜めに擦りつぶされていたのにはちょっと呆れてしまった。
普通は斜めにならないようにするものである。一応、当方がよく使っている古梅園の「玄チ」もイメージのように直角にすっている。

ひょっとしたら、墨すり機にかけたとき斜めになってしまったのかもしれない。
タグ: 文房四宝
posted by 山科玲児 at 07:23| Comment(2) | 日記

びわ の料理

びわをたくさんもらったのですが、わるくなりそうだったので、

料理に使うことにしました。

果肉を刻んで

シャンパン・ビネガー、蜂蜜でマリネし、生ハムを刻んで混ぜてみました。

シャンパン・ビネガーが今ではあまり入手できないのですが、去年 西洋梨をマリネするときに買った残り物があったので利用しました。


シャンパン・ビネガーは、オードブル・デザート風料理には、結構合うようですね。


posted by 山科玲児 at 06:44| Comment(0) | 日記

2022年06月18日

ボス展のカタログを読む その33  逆玉

 

Bosch Prado 2016.JPG

2016年10月06日 ボス展のカタログを読む その18 お金持ちの同居人
で、あげた妻アレイトの甥Paulus Wijnants(1470/75 -1543/46)という人、ひょっとしたら有力な助手かもしれない人の例にみるように、妻のほうの財産・影響力が ヒエロニムス・ボスには、かなりあるようですね。ヒエロニムス・ボスが市の名士になったのは、名士の娘 アレイト(Aleyt Goyaerts van den Meerveen)と結婚したからですし。
 そして、今、詳しく読み直してみたら、お父さんのアントンもそうだったようです。ヒエロニムス・ボスの母親は、なんと町(ス・ヘルトーヘンボス)一番の富豪の孫でした。「仕立屋(テイラー)の娘」とかウィキやものの本に書いていたから小さな職人一家の出かと思ったら大違いでしたね。

ずっと後のピーテル・ブリューゲルも財政的には義母であり優れた画家でもあったMayken Verhulst (1518–1596 or 1599),に頼るところが多かったようですし、更に後のフェルメールもまた義母Maria Thins (c. 1593 – 27 December 1680)に財政的には頼っておりました。

どうも、入り婿・逆玉というのは、大画家の条件??、、まさかねえ。
posted by 山科玲児 at 07:17| Comment(0) | 日記

2022年06月17日

白鶴 純米酒 サケパック

白鶴  純米パック.JPG


白鶴 純米酒 サケパック 640ml
ローソンで売ってる、これ、また買いました。コストパーフォーマンスがいい。
なんというか、純米酒には、たまに妙な癖があるものがあるが、これは中庸というか癖がない。
とくに素晴らしく美味しいとか個性があるとかいうものではないが、とりあえず日本酒清酒が欲しいな、というときは最適の酒だと思う。

posted by 山科玲児 at 07:16| Comment(0) | 日記

ウイキペディアの ヒエロニムス・ボス記述


画家ヒエロニムス・ボッス自身の英語版Wikipedia解説が間違いだらけなので、むしろ日本語版のほうが、問題は多いとはいえ、まだしも簡潔でよいようにみえる。

フランス語版のヒエロニムス・ボス項目記述 が、かなり良質なので、それをもとにしたら、良いかもしれない。

ヒエロニムス・ボスの世界
ティル=ホルガー・ボルヒェルト/著 -- パイインターナショナル -- 2019.12 -- 723.359
https://pie.co.jp/book/i/5232/
も刊行されているので、もう少しウィキペディアも、ましに成って欲しいものだ。




posted by 山科玲児 at 05:39| Comment(0) | 日記

2022年06月16日

怠惰


芝崎みゆき氏の「古代エジプトうんちく図鑑」

を読んだとき、ヒエログリフを解読したシャンポリオンの話で興味深い一節がありました。最もやりたいことを人間はなぜか後回しにしてしまう。シャンポリオンもそうで、シュリーマンもそうだそうです。最大の目的をなおざりにして、その周辺のことばかり考える。あまりに重要なので、もし失敗したり失望したりすると自己へのダメージが大きい。だからこそ、あえて手をつけず逃げ回る。この性癖は「もっともやりたいこと」「2番以下にやりたいこと」の間だけでなく、各段階でおきる。「1番やりたいこと」より「2番目にやりたいこと」を「2番目にやりたいこと」より「3番目にやりたいこと」を、以下同様。こういう風にして果てしなくディスカードしていき、全く目標を見失ってしまいます。
7つの大罪の「怠惰」、「先延ばしの悪魔」です。最近特に実感しています。

4世紀の修道士:エウアグリオス・ポンティコスが書いた『修行論』に、エジプトの砂漠の修行者を誘惑する煩悩・悪魔が、8つ論じてある。「怠惰」「憤怒」「貪食」「虚栄心」「淫蕩」「傲慢」「金銭欲(強欲)」、「悲嘆」(これは7つの大罪には入っていない)
です。 これが「7つの大罪」の原形のようです。 その後、「嫉妬」が入って「虚栄心」がはずされたようである。エジプトの砂漠の修道士が陥りがちな誘惑からきているとしたら、いかにもそれらしい、と思ったものです。

この「怠惰」の解釈は エウアグリオス、ピーター・ブリューゲル、芝崎みゆき、で、いくらか違いがありますが、単純にダラダラ怠けること、ではないという点は共通しています。

posted by 山科玲児 at 07:51| Comment(0) | 日記

スコットランド国立美術館展 混んでない

上野動物園前.JPG

スコットランド国立美術館展会館前 (2).JPG


東京都美術館でやってる、スコットランド国立美術館展は、それほど混んでいないようです(下イメージ)。
開館前の列は、上野動物園(上イメージ)に比べてずいぶん閑散としたものでした。イメージは当方撮影。。
閉幕間近の土日は、どうかわかりませんが、まあ地味でしたからね。

posted by 山科玲児 at 05:20| Comment(0) | 日記

2022年06月15日

SPY×FAMILY でも情報戦




[63話]SPY×FAMILY
https://shonenjumpplus.com/episode/3270296674400284106#

ですが、現在のウクライナ 脱炭素 などを巡る プロパガンタ情報戦を多少意識したストーリーになっていて、面白くおもいました。
posted by 山科玲児 at 17:18| Comment(0) | 日記

密告が金になる中国




令和4年6月6日、中国国家安全省は、国家安全危害行為に対する公民通報の奨励法(公民挙法危害国家安全行為奨励法)を発布即日施行しました。

密告を奨励し、密告の成果によって、1万元〜10万元以上の奨励金を出すということです。

これでは、金めあての膨大な密告が担当部署に殺到して処理できなくなるんじゃないかな。
在住日本人などはまっさきに密告対象になるでしょう。
密告されるまえに密告するという相互確証破壊も横行するでしょうね。
これは、香港も含めて中国に自由旅行などできなくなったなあ。
タグ:中国
posted by 山科玲児 at 07:34| Comment(0) | 日記