2022年07月05日

ボス絵画の年代問題とヤマザキマリ本

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論 (集英社新書)



142pで、デューラーのアダムとイブのヌード(1507年 プラド美術館)について、
>北方ではのちに、ヒエロニムス・ボス[1450頃ー1516]が裸体画を描くようになりますが、デューラーはその先駆的存在でした。

という記述があり、おかしいと思ったのだが、、

どうもこれは、ヒロニムス・ボスの「快楽の園」の推定制作年代について、古い文献をもとにしているせいではなかろうか?
  と思い至った。

現在では 「快楽の園」 の年代は1490年年代あるいはさらに早いとされているが、昔の文献特に1980年代でも再版されていたCharles De Tolnay(1937)では1510年代とされていたのである。そうなると、
デューラーのアダムとイブ(1507年 プラド美術館)と比べるとより後になるわけである。

 ヒエロニムス・ボスの作品の制作年代で確実なのは、
プラドの三賢王礼拝祭壇画
https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-adoration-of-the-magi-triptych/
の約1494年ぐらいである。
他は推定であり、しかも21世紀になって年輪年代測定法の影響で、大幅に変わってしまった。

従って、ヤマザキマリさんが間違えたのも無理はない。

 ただ、ヤン・ファン・アイクのゲントの祭壇画のアダムとイブは知らなかったのかもしれないし、ランブール兄弟によるヌードも知らなかったのかもしれないなあ。
posted by 山科玲児 at 16:33| Comment(0) | 日記

豆なダイナー


豆なダイナー.JPG

上野 ホテル エミット 1F カフェは、ホテル外からのほうが入りやすいオープンな店でテラス席もあります。
特に携帯phone通話希望ならテラス席でやってくださいとのこと。
7:00〜21:00ですから、ランチも夜も使えるようです。

お店の名前が「豆なダイナー」
https://mamena-d.com/

ここで、アメリカン ブレイクファーストをとったのですが、
 とても豪華でした。豆乳 ボイレスベリージュース、豆サラダ、スクランブルドエッグ、ソーセージ
各種のパン(暖かい)ホット・コーヒー(これはアイスも選択できるようだ)。かなり美味なホットコーヒーは、おかわり無料です。 

1,100円だが、高くはない。というか、ここは朝も昼も夜もあまりメニューが変わらないんですね。

posted by 山科玲児 at 07:33| Comment(0) | 日記

贈答用の木村屋のパン

銀座  木村屋.JPG



日本で最初にアンパンを作って成功させたという「木村屋」のパンですが、長崎でもときどき出張販売しています。

でも、どうも少し違うみたいなんですね。

で、親族の頼みで、銀座 木村屋に行って、贈答用に箱に詰めてもらいました。なにせ旅行カバンのなかで潰れてしまっては元も子もないので。どうもこの贈答用梱包・箱ってのは店頭でもあまり大きく宣伝していないようですが、結構良かったな。

長崎へもちかえったら、とても好評でした。やはりかなり違う「なんか和菓子みたい」という感想でした。

木村屋さんも中元用にパンの贈答品をアピールしてもいいのにね。
イメージは当方撮影。


posted by 山科玲児 at 05:53| Comment(0) | 日記

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論


芸術新潮で連載されていて、最近単行本になった『リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―』は、どうもマンガの画風がそれほど好きなほうではなかったので、芸術新潮でも飛ばし読みしていました。テルマエ ロマエの人だったんですね。

 イタリアで絵画と美術史を学んだ人だということなので、マンガではない美術史の本を借りてきて読んでみました。なかなか面白い本で、ルネサンス絵画入門としては、上々だと思いましたが、ケアレスミスもあります。これは池上英洋氏もそうなんですが、絵画史の物質的な部分、基底材とかメディウムとか顔料とか経年劣化とか、、にやや疎いところがあります。レオナルドの最後の晩餐をフレスコと書いていたのには仰天です。
 また、北方ルネサンス絵画史に疎いのは、まあしょうがないんですが、デューラーよりヒエロニムス・ボスが後輩みたいな記述はいかがなものか??
posted by 山科玲児 at 04:43| Comment(0) | 日記