2022年08月18日

蒙古タンメン中本 本店


蒙古タンメン中本 上板橋.JPG

 有名店監修のカップ麺というのがあり、歯が悪くなり一時カップ麺ばかり食べていたときもあったので、いろいろ試してみた。なかでもセブンイレブンの蒙古タンメン中本のスタンダードなものは、今も結構食べている。何十個も食べたと思う。食べなれたせいか、なんか最近味が落ちている気もしている。
 そこで、東京へいったとき、上板橋の本店(上)を訪ねた。治療中だったので、あまり辛くなく、しかも白根社長が「原点」と称する「味噌タンメン」を食べた。
 感想をいえば、カップ麺は意外に店舗の味をある程度は模倣していると思った。
 スープの味のかんどころをうまく模倣しているのだ。
 こんどは「蒙古タンメン中本」そのものを食べる機会を得たいものだ。
ただ「北極ラーメン」は、やはり避けておきたい。

posted by 山科玲児 at 04:04| Comment(0) | 日記

2022年08月17日

カラヴァッジョの絵の中の音楽

music note caravaggio.jpg

 捜してはみるもんですねえ。
ドーリア・パンフィーリにあるあの華麗なカラヴァッジョの作品
CARAVAGGIO - Doria Pamphilj - da 500 anni contemporanei all'arte
https://www.doriapamphilj.it/en/portfolio/caravaggio/
の中の楽譜の音楽
Noel Bauldeweyn (c.1480 - c.1530)
作曲のQuam pulchra esのYOUTUBE演奏動画がみつかりました。
Quam pulchra es (world premiere recording?) - Noel Bauldeweyn (c.1480 - c.1530)
https://youtu.be/LuhytK5qEsI

ちょっとピッチが高いかもしれません。ソプラノが少し苦しそうです。たぶんバスが超低音にならないようなピッチにしているのかな。。

 このQuam pulchra es は旧約聖書の中のエロソング、カナーンの祝婚歌、歌垣 の一節で、
翻訳によっては、例えばマルドリュウスのフランス語訳では、ちょっと顔を赤らめないでは読めないくらいの代物です。

posted by 山科玲児 at 16:35| Comment(0) | 日記

絵の中の楽譜

Concert_in_the_Egg.jpgmusic note caravaggio.jpg


古画の中の楽譜というと、
ヒエロニムス・ボス追従者の模倣作 の卵の中の演奏が思い出されるが、
この楽譜はトマ・クレキヨンの1549年刊行のシャンソンでヒエロニムス・ボス逝去後33年の刊行物である。
模倣作であるのは明かなんだが、絵の中の楽譜はだいたいは同時代に使われている流行しているものが多い。

ところが、
ドーリア・パンフィーリにあるあの華麗なカラヴァッジョの作品


CARAVAGGIO - Doria Pamphilj - da 500 anni contemporanei all'arte
https://www.doriapamphilj.it/en/portfolio/caravaggio/
の中の楽譜は、
最近、多少復活演奏されているフランドル楽派の作曲家Noel Bauldwijnの「雅歌」。
このNoel Bauldwijnカラヴァッジョの100年近く前の人なんですが、どういう経緯で絵画のなかにまぎれこんだのかなあ。

Noel Bauldwijnの音楽(雅歌ではない別の音楽)
(1) bauldeweyn | MASSES | beautyfarm | trailer titles - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=uNUUu9jXdCI

posted by 山科玲児 at 08:42| Comment(0) | 日記

アパホテルのミネラルウォーター

apa hotel  water.JPG

アパホテルの泊まったら、部屋に込みでミネラルウォーターが一本ありました。
あの社長の派手な、写真がついてました。

posted by 山科玲児 at 08:24| Comment(0) | 日記

2022年08月16日

ボス「快楽の園」の年代問題  続



年輪年代法と美術、ボスの絵画(2002/09/14 update)
http://reijiyamashina.sakura.ne.jp/dendroch.htm
ボス「快楽の園」のコピーでエスコリアルにあるものが、伐採年代が1447年である。コピーが本物より早く制作されたはずはないわけだから、「快楽の園」の年代は相当早くなる。

ただ、
2015年07月25日
ゲントの祭壇画の年輪年代
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/156316931.html

REPORT OF DENDROCHRONOLOGICAL ANALYSIS
Dr Pascale FRAITURE
http://data.closertovaneyck.be/legacy/data/Dendrochronology%20Fraiture%202011.pdf


を読めばわかるように、大きな祭壇画では、複数の材木を使うことになるので、年輪年代がばらつくことになる。ゲントの祭壇画は、1セットとして保存されてきたものなので、いろんな意味で基準になる。そうなると伐採年から10年〜60年 ぐらいはばらつくと考えていいだろう。
posted by 山科玲児 at 07:51| Comment(0) | 日記

2022年08月15日

ボス「快楽の園」の年代問題

プラド美術館のヒエロニムス・ボス「快楽の園」の年代問題で、
より早い年代を主張しているBernard Vermet
の英語論文が、

かなり露骨な話が入っていて、こんなことばらすのはいかがなものか??
Bernard Vermetの人格を疑いたくなる感じもあるが、、

まあ、面白いかな。


posted by 山科玲児 at 08:50| Comment(0) | 日記

プロはプロ

garett ss.jpg

帝国ホテルでムッシュ村上の薫陶を受けた三国シェフの動画はときどきみている。最近じゃがいもをどっさりいただいたので、
ジャガイモを多量消費する料理を特に視聴している。
#124『じゃがいものガレット』つなぎは使わない!|シェフ三國の簡単レシピ
https://youtu.be/I9VzdmdB-qM

 このガレット動画をみたとき、やはり
プロはプロ、アマはアマ
なんだなあ、、と実感した。当方が作ったもの(上)と違い過ぎる。やはりあの神業のようなひっくり返しをみると
プロはプロ、アマはアマ
と実感する。
まあ、それなりに料理になるものではあるだが、やはり、
プロはプロ、アマはアマ
タグ:料理
posted by 山科玲児 at 07:52| Comment(0) | 日記

2022年08月14日

リスボン 聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画 wiki訂正


wikipediaの
リスボン 聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画
に関する記述が、あまりにひどいので、
英語版
https://en.wikipedia.org/wiki/Triptych_of_the_Temptation_of_St._Anthony#History

日本語版
聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画

を最小限訂正した。
posted by 山科玲児 at 16:46| Comment(0) | 日記

サテュリコンの古写本

全訳サテュリコンSatyrikon ss.jpgSatyrikon Carrington ed ss.jpg
 古代ローマ小説の傑作だが、ほんの一部分しか残っていないサテュリコンの古写本だが、
ユーゴスラビアにあったので、内戦の結果どうなったか?という危惧があったが、
現在はフランス:パリで無事なようである。

17世紀半ばに、ダルマチアのトラウTRAUで、写本が発見された。Codex Traguriensisというもので249Pある本らしい。これは古代文学などを抜粋した写本で、その185−229にサテュリコンが入っていた。下記URLで閲覧することができる。
この写本はフランス語板Wikipediaによると、最近2011年にパリ国立図書館にはいったらしい。( Paris, Bibliotheque nationale, Lat. 7989)
Codex Traguriensis  complet : BN, Paris (Lat. 7989, Codex Traguriensis)
https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b520004584/f11.item.r=7989


写本全体の内容は、ザグレブ大学のサイトによると、、

Zagreb University
1-184 Tibullus, Propertius, Catullus, Epistula Sapphus ad Phaonem
185-205  the excerpta  vulgaria of the Satyrikon
206-229  Cena Trimalchionis
232   Vergil Moretum
233-37 Claudius Claudianus;  Phoenix
249 Ad Leonum ebreum (Anonym)

上イメージは、
全訳 サテュリコン 』岩崎良三訳 創元社 1952、
Satyricon,英訳, Paris, 1902.、Published by Charles Carrington
posted by 山科玲児 at 11:22| Comment(0) | 日記

重い魂

Master_of_Soriguerola_-_Saint_Michael_Weighing_Souls catalonia.jpg

  このマンガ
聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです! 〜絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする〜
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM00000022010000_68/
 原作ラノベ
https://ncode.syosetu.com/n5694fk/

は、実は「悪役令嬢レベル99」と、並べて褒めていたレビューがあったので、少しネットで読んでみました。
まあまあ面白いかな? という感じでしたが、ちょっと気になったのが、
「重魂者」  という名詞、はじめは「転生なので2重に重複した魂」という意味かなと思っていたんですが、どうも「重い」ということらしい。。

 「強い」じゃなくて「重い」という発想がどこからでてきたのかなあ。。
と思って、あ、これかと思ったのが、大天使ミカエルが魂を天秤にかけるという、「最後の審判」の絵画のテーマでした。

一応、伝統的には「悪魔」より重いほうが正義で天国行き、、ということになっているのですが、一番有名なロヒール・ファンデアワイデン「ボーヌの祭壇画」の大天使ミカエルの天秤(下)は逆になっているので、このへんはよくわかりません。
上の14世紀カタルーニャの板絵では、悪魔より魂が重い人間が救われるということになっていますね。
https://www.museunacional.cat/en/colleccio/saint-michael-weighing-souls/mestre-de-soriguerola/035699-000

15世紀ドイツの板絵もそうです
https://www.meisterdrucke.uk/fine-art-prints/Austrian-School/638447/St.-Michael-weighing-souls-%28tempera-on-panel%29.html

メムリンクの「最後の審判」(ダンチッヒ・グダニスク)もそうです。

「ボーヌの祭壇画」は例外なのかな、何か特殊事情があったとか。。例外が一番有名になるというのも、問題かもしれません。

roger_van_der_Weyden_Beaune.jpg
posted by 山科玲児 at 08:46| Comment(0) | 日記