2022年08月14日

リスボン 聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画 wiki訂正


wikipediaの
リスボン 聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画
に関する記述が、あまりにひどいので、
英語版
https://en.wikipedia.org/wiki/Triptych_of_the_Temptation_of_St._Anthony#History

日本語版
聖アントニウスの誘惑の三連祭壇画

を最小限訂正した。
posted by 山科玲児 at 16:46| Comment(0) | 日記

サテュリコンの古写本

全訳サテュリコンSatyrikon ss.jpgSatyrikon Carrington ed ss.jpg
 古代ローマ小説の傑作だが、ほんの一部分しか残っていないサテュリコンの古写本だが、
ユーゴスラビアにあったので、内戦の結果どうなったか?という危惧があったが、
現在はフランス:パリで無事なようである。

17世紀半ばに、ダルマチアのトラウTRAUで、写本が発見された。Codex Traguriensisというもので249Pある本らしい。これは古代文学などを抜粋した写本で、その185−229にサテュリコンが入っていた。下記URLで閲覧することができる。
この写本はフランス語板Wikipediaによると、最近2011年にパリ国立図書館にはいったらしい。( Paris, Bibliotheque nationale, Lat. 7989)
Codex Traguriensis  complet : BN, Paris (Lat. 7989, Codex Traguriensis)
https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b520004584/f11.item.r=7989


写本全体の内容は、ザグレブ大学のサイトによると、、

Zagreb University
1-184 Tibullus, Propertius, Catullus, Epistula Sapphus ad Phaonem
185-205  the excerpta  vulgaria of the Satyrikon
206-229  Cena Trimalchionis
232   Vergil Moretum
233-37 Claudius Claudianus;  Phoenix
249 Ad Leonum ebreum (Anonym)

上イメージは、
全訳 サテュリコン 』岩崎良三訳 創元社 1952、
Satyricon,英訳, Paris, 1902.、Published by Charles Carrington
posted by 山科玲児 at 11:22| Comment(0) | 日記

重い魂

Master_of_Soriguerola_-_Saint_Michael_Weighing_Souls catalonia.jpg

  このマンガ
聖女さま? いいえ、通りすがりの魔物使いです! 〜絶対無敵の聖女はモフモフと旅をする〜
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_AM00000022010000_68/
 原作ラノベ
https://ncode.syosetu.com/n5694fk/

は、実は「悪役令嬢レベル99」と、並べて褒めていたレビューがあったので、少しネットで読んでみました。
まあまあ面白いかな? という感じでしたが、ちょっと気になったのが、
「重魂者」  という名詞、はじめは「転生なので2重に重複した魂」という意味かなと思っていたんですが、どうも「重い」ということらしい。。

 「強い」じゃなくて「重い」という発想がどこからでてきたのかなあ。。
と思って、あ、これかと思ったのが、大天使ミカエルが魂を天秤にかけるという、「最後の審判」の絵画のテーマでした。

一応、伝統的には「悪魔」より重いほうが正義で天国行き、、ということになっているのですが、一番有名なロヒール・ファンデアワイデン「ボーヌの祭壇画」の大天使ミカエルの天秤(下)は逆になっているので、このへんはよくわかりません。
上の14世紀カタルーニャの板絵では、悪魔より魂が重い人間が救われるということになっていますね。
https://www.museunacional.cat/en/colleccio/saint-michael-weighing-souls/mestre-de-soriguerola/035699-000

15世紀ドイツの板絵もそうです
https://www.meisterdrucke.uk/fine-art-prints/Austrian-School/638447/St.-Michael-weighing-souls-%28tempera-on-panel%29.html

メムリンクの「最後の審判」(ダンチッヒ・グダニスク)もそうです。

「ボーヌの祭壇画」は例外なのかな、何か特殊事情があったとか。。例外が一番有名になるというのも、問題かもしれません。

roger_van_der_Weyden_Beaune.jpg
posted by 山科玲児 at 08:46| Comment(0) | 日記