2022年11月01日

列仙酒牌

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列仙酒牌は、清末の画家  任熊 の絵による版画で  版画として結構有名で、何度も再版しているようだし、日本でも大村西崖編集の図本叢刊 で復刻されていて、
日本ではこの図本叢刊本でだけ知られているようだ。

クリスティーズ香港のオークションの記録をみていたら、
この版画の原画なるものが、あった。2019年11月のオークションである。

南陽葉氏攻玉山房 旧蔵とのこと、香港の収集家のようだ

https://www.christies.com/lot/lot-6238598?ldp_breadcrumb=back&intObjectID=6238598&from=salessummary&lid=3

本当に原画なのか、版画から描き起こしたにせものなのかはわからないが、高額でおちているので、原画である可能性はあるのだろう。
このときのオークションにはかなり面白いものもでていたので、また言及したい。
posted by 山科玲児 at 06:43| Comment(0) | 日記

コレッリのラ・フォリア

corelli la folia.jpg

当方が、最初聴いて感動した
コレッリのラ・フォリア
は、エドアルド・メルクスのものだった。ARCHIVのLPだったと思う。

したがって、ほかの機会で聴いたとき、なんか変だということは多かった。
それは、演奏様式の違いなんてものではなく、楽譜自体が違っていたのである。
一応、上に1700年初版の楽譜イメージをあげておく。伴奏に数字がついてるのは「数字付き通奏低音」というものである。

モダン・ヴァイオリンの演奏者にとって、
コレッリのラ・フォリア
は、
レオナール編曲

ダヴィッド編曲

らしい。
とくにレオナール編曲が普及しているらしいが、これはコレッリの原曲とは似てもつかないもので、とくに後半のカデンツァは、原曲になく、コレッリの弟子のジェミニアーニやヴィヴァルディの編曲・補足にも全くないものだ。それなのにこのカデンツァが難しいとかこぼしているヴァイオリン学習者が少なくない。それ、そもそもその部分コレッリの作品じゃないですよ。

ラ・フォリア コレルリ(レオナール編曲)La Folia Corelli(arr.Léonard)
https://youtu.be/TzhQ-piYKzo

メンデルスゾーンの友人のヴァイオリニスト:フェルナンド・ダヴィッドによる編曲は重音奏法を多用したものである。原曲には、重音奏法はあまりない。ただ、全体の構成は原曲の姿をある程度保存している。レオナール編曲のように似ても似つかぬ形になっているわけではない。

ヴァイオリンの歴史の中心はこの曲【コレッリ/ラ・フォリア】 (ダヴィッド編曲)
https://youtu.be/EPeORYwPD18

  原曲のほうが実は、演奏が易しいのではないか?と思うところがある。
そして、シカゴ生まれのゴスロリ ロックの人、エミリー・オータムのヴァイオリンがむしろ正統的18世紀的であるという奇妙な皮肉極まる現実がある。
Emilie Autumn - La Follia
https://youtu.be/0L2bSNkdu54

おとなしい原曲の演奏:スペイン マドリードの図書館で
Follia (A. Corelli) en la Biblioteca Nacional de España
https://www.youtube.com/watch?v=ty2B8cQtIU4

 ヴァイオリン奏法学習のための教材としてつくられたものだから、原曲や作曲者
の意図なんか関係ない。
  ということなんだろうか? あるいは派手な技術をひらけらかす装飾をつけくわえて演奏会で聴衆を驚かすためなのだろうか?
でも、様々なテクニックなら、タルティーニの50の変奏から数点選ぶという方法もあるだろうにね。

posted by 山科玲児 at 05:53| Comment(0) | 日記