2022年11月04日

ベルリンでの文化財焼失

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カラヴァッジョ「聖マタイと天使」第一作(イメージ) をはじめとして、絵画約400点、彫刻約300点が焼失したのが、1945年5月初め、ベルリン陥落・無条件降伏直後、1945年5月14日〜18日の
フリードリッヒシャイン高射砲塔(要塞)Flakturm Friedrichshain
の火災です。ソ連赤軍の管理だったわけで、責任はソ連赤軍にある。

従来、特に20世紀にあまりこのことがいわれなくて、戦火でとかベルリン爆撃で、とか曖昧にされてきたのは、本を書く人が、連合軍側の悪事や失態を暴き出したくなかったからだろう。カチンの森での虐殺が長らくナチス・ドイツのせいにされてきたのと同様でしょうね。だからネットでもあまり知っている人はいない。
当方は、「失われた名画」の展覧会、 池上 英洋/著 -- 大和書房 -- 2016.4 で、手がかりを知り、その後、英語情報を漁って呆れたものでした。

この事件について、米国ワシントンナショナルギャラリーの文章があります。
Beauty, Fire, & Memory: Lost Art of the Kaiser-Friedrich-Museum
https://www.nga.gov/research/library/imagecollections/features/kaiser-friedrich.html

また、主要な100点のリストも検索の形でつくれる。
100 works from this vanished collection.
posted by 山科玲児 at 06:43| Comment(0) | 日記