2022年12月24日

クリスマス・イブ 2022

nativitygeertgen.jpg

毎回で、恐縮ながら、クリスマスイブ用の絵としては、これが一番かと個人的には思います。
ヘルトートヘン・シント・ヤンスと推定されている ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵作品

模写本がバルセロナにあります。



posted by 山科玲児 at 14:57| Comment(0) | 日記

また、ダニエル物語

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  クリスマス イブには恒例として、
   ダニエル物語のCDを聴くことにしています。
     12世紀 北フランスボーヴェの町の大学生が上演したこの典礼劇は、
この手の作品では最初に発掘・再演されたものだと思います。
1958年1月、今から61年も前のメトロポリタン美術館分館クロイスターズのロマネスク聖堂で再演。。
原本は、大英図書館British Library EGERTON 2615

前、エジャートン2651  と間違えてました。EGERTON2615が正しい。これ、結構ちゃんとした楽譜になっているので、演奏可能な写本なんですね。


posted by 山科玲児 at 14:47| Comment(0) | 日記

クリスマス・ストーリー

Russian Stories of Childhood Nutcracker.jpg




クリスマス・ストーリーをあげてみます。

くるみ割り人形」(E.T.A.ホフマン)も、もともとクリスマス・ストーリーなんですけどね。
 
ディズニーも、ファンタジア(1940)の中で
チャイコフスキー − バレエ組曲《くるみ割り人形「花のワルツ」の傑出したアニメーションを制作しています。著作権がうるさいせいか、Youtube動画では、画質音質ともに粗悪なものになっている。
  いくらストコフスキーだってこんなに酷い音ではやっていない。500円ぐらいの廉価版でもYoutube動画よりよほど良いアニメを観ることができるのでDVDをお薦めします。
  一方、1973年のロシアでBoris Stepantsev(1929 moskow--1983 Moskow)というモスクワっ子のアニメターがくるみ割り人形のアニメをつくっている(左イメージのDVDに収録、約30m)、これの「花のワルツ」にはファンタジアへのオマージュもあるが、やはり東欧的ヨーロッパ的で、映画館でみたときはとても印象的だった。やや粗悪だが、まあ観れるYouTube動画がある。
Tchaikovsky - The Nutcracker: Soviet Animation Film (1973)
https://youtu.be/roITOz-5NKg?t=1298
「花のワルツ」では、アルゲリッチとエコノムによる二台のピアノによる連弾だが、
チャイコフスキー − バレエ組曲《くるみ割り人形》Op.71a 〜2台のピアノのための〜 アルゲリッチ エコノム
花のワルツ
https://youtu.be/JlcLvS3DJYk?t=869
チャイコフスキーは、ピアノで作曲していたんだな、とつくづく感じたものだ。
ベートーヴェン以降、ピアノで作曲をするのは一般化したようだが、それでも、これほど強く感じたことはない。ただ、アルゲリッチでも別の演奏では、これほどよくはなかったので、エコノムの編曲が相当良いんだな、と思いました。

 一方、グラナダTVのジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズシリーズでは、この「青い紅玉」が随一のクリスマスものですね。グラナダTV版では「クリスマスストーリー」という性格が原作より更に強調され、より好ましいものになっています。

posted by 山科玲児 at 07:06| Comment(0) | 日記