クリスマス・ストーリーをあげてみます。
「くるみ割り人形」(E.T.A.ホフマン)も、もともとクリスマス・ストーリーなんですけどね。
ディズニーも、ファンタジア(1940)の中でチャイコフスキー − バレエ組曲《くるみ割り人形「花のワルツ」の傑出したアニメーションを制作しています。著作権がうるさいせいか、Youtube動画では、画質音質ともに粗悪なものになっている。
いくらストコフスキーだってこんなに酷い音ではやっていない。500円ぐらいの廉価版でもYoutube動画よりよほど良いアニメを観ることができるのでDVDをお薦めします。
一方、1973年のロシアでBoris Stepantsev(1929 moskow--1983 Moskow)というモスクワっ子のアニメターがくるみ割り人形のアニメをつくっている(左イメージのDVDに収録、約30m)、これの「花のワルツ」にはファンタジアへのオマージュもあるが、やはり東欧的ヨーロッパ的で、映画館でみたときはとても印象的だった。やや粗悪だが、まあ観れるYouTube動画がある。
Tchaikovsky - The Nutcracker: Soviet Animation Film (1973)
https://youtu.be/roITOz-5NKg?t=1298
「花のワルツ」では、アルゲリッチとエコノムによる二台のピアノによる連弾だが、
チャイコフスキー − バレエ組曲《くるみ割り人形》Op.71a 〜2台のピアノのための〜 アルゲリッチ エコノム
花のワルツ
https://youtu.be/JlcLvS3DJYk?t=869
チャイコフスキーは、ピアノで作曲していたんだな、とつくづく感じたものだ。
ベートーヴェン以降、ピアノで作曲をするのは一般化したようだが、それでも、これほど強く感じたことはない。ただ、アルゲリッチでも別の演奏では、これほどよくはなかったので、エコノムの編曲が相当良いんだな、と思いました。
一方、グラナダTVのジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズシリーズでは、この「青い紅玉」が随一のクリスマスものですね。グラナダTV版では「クリスマスストーリー」という性格が原作より更に強調され、より好ましいものになっています。