2023年01月31日

正倉院紀要の閲覧



  正倉院宝物の研究書や図録は、高価でばかでかいものが多い。
 その最新研究論文がネットで閲覧できるようだ。、
https://shosoin.kunaicho.go.jp/bulletin/


正倉院の筆と書跡から中国書法を見直す(橋本貴朗)Hashimoto
https://shosoin.kunaicho.go.jp/api/bulletins/44/pdf/0441001015
が検索にひっかかったので、みつけました。
タグ:正倉院
posted by 山科玲児 at 06:19| Comment(0) | 日記

2023年01月30日

旅行用シャンプー


アブレーゼ.JPG

旅行用の携帯用ミニシャンプーは、こういう1回使用用のパウチでないと、飛行機にのるとき困ってしまう。

飛行機で低圧になったときに携帯用ミニボトルだとあふれてしまうことがあるからだ。
だから、こういうパウチじゃないと危険なのだ。

そういう需要があることをシャンプー・メーカーは考えて欲しい。
一部のメーカーは気がついているらしく、試供品でなくトラベル用としてだしているようだが、まだまだ一般化していない感じがある。

posted by 山科玲児 at 17:44| Comment(0) | 日記

21世紀はニセ科学の時代



20世紀初頭はマックス・プランクの光量子説、アインシュタインの特殊相対論から始まって、科学的発見科学革命の時代だった。丁度100年前の1923年までには、現在に至るまで宇宙論やブラックホールの基礎となっているアインシュタインの一般相対性理論すら既に出ており、物理科学全体を変革し、人間の認識と科学という哲学的問題にまで影響した量子力学がほぼ形をなしていた。

21世紀はどうだろうか? 何か科学革命があったであろうか? 実は無い。一見、最新科学のような遺伝子の解明・生命科学も大筋は20世紀中にひかれた方針にのっとっている。
コンピュータもインターネットも20世紀の産物である。

当方は21世紀初頭はニセ科学の時代であると思う。本当に残念なことだ。

CO2悪玉説というニセ科学が世界を席巻して利権をむさぼっている。これは、16世紀後半に錬金術が大流行し、魔女裁判が利権化して「新しい錬金術が、人血から黄金を造る」と評されたのと変わらないだろう。

ただ、ニセ科学が跋扈した16世紀末17世紀初に、現代科学の基礎を切り開いたガリレオ・ガリレイやニュートンが出た先例を思い出して慰めとしよう。


posted by 山科玲児 at 08:13| Comment(0) | 日記

2023年01月29日

ロイヤル・オンタリオのナマズ絵


Orientations 最新号で、

ロイヤル・オンタリオの
ナマズ絵の日本人学芸員  武末明子氏による日本語での解説があった.

同じ武末明子氏による日本語での解説動画がYoutubeにあったので、紹介する。


これは、安政大地震にともなう、様々な世相を、ユーモアと風刺で描いた浮世絵の一群。
 当時、地震のさいの混乱で検閲システムが機能せず、無検閲で300種という多数が刊行されたものだという。画家も出版元も不明。2ヶ月で発禁になったという。。

また、この動画の末尾で、地震のたった4ヶ月後に刊行されたのが、
広重の有名作:名所江戸百景
であり、地震など無かったかのような、平穏さと優雅さである。
 ここに、人心安定を図る幕府のプロパガンタの意図を背景にみるむきもあるそうだ。確かに浮世絵は江戸土産物として地方にもちかえられることが多かったわけで、マスメディアでもあった。

本家のロイヤル・オンタリオのは、、
ON-LINE展覧会だそうだ。英語とフランス語
https://artsandculture.google.com/story/1QURf0NuA0HKIA



posted by 山科玲児 at 11:16| Comment(0) | 日記

乾隆帝是一是二図は5点ある

是一是二.jpg

 北京故宮博物院200選展 にでたものには  色がついていたが(イメージ)、
1089ブログ 2012年2月


北京故宮のサイト写真には色がついていない。乾隆帝の文章も違う。
乾隆帝是一是二図軸
https://www.dpm.org.cn/collection/paint/233351.html

北京のサイトの中文解説によると、5点もおなじようなものがあるらしい


乾隆帝是一是二図軸は、
2012年、東京  北京故宮博物院二百選展
で展示されていた。このときは清明上河図巻が売りであったが、当方は既に上海の特別展でみていたので、混雑を嫌って清明上河図巻が展示されていない時期に行った。そのときに、この絵も鑑賞している。カタログには5点もあるなんて何も書いていない。こういうことは、混乱のもとになりやすいのでちゃんと書いて欲しいものである。

 東京で展示した絵の場合、召使いが明初のイスラム風青花水注をもって器に注いでいるのだが、その下に妙な暗部がある。欠損の修理なのだろうか? この点 図録でも解説は無かったようだ。北京にある別本を参照すると小さな座屏かマットのようである。
  よく考えてみれば実はこの「乾隆帝是一是二図」もサインが無い。誰が描いたかわからないのだ。清朝画院の人だろうが、金廷標に近い画風である。北京の解説では丁観鵬を画家名としてあげていたようだ。清朝画院の作品にも「臣XXX恭画」とサイン入れてるものも多いが無署名のものも少なくない。皇帝に奉仕する職人というみかたからであろうか。。
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2023年01月28日

大小王真跡帳

二王真蹟 献物帳.JPG

 正倉院:大小王真跡帳(上イメージ 明治時代のこの複製では紙色が違っているのがご愛敬)実物は青い紙に書いてあります。
 これは、天平宝字2年(758)6月1日、に光明皇后が東大寺に「王羲之王献之の真跡」を献納したときの文書です。
宮内庁URL  
https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000010571&index=0

ここに記載された 宝物は、
 黄紙の墨跡の巻子本で、表が王羲之の書、裏が王献之の書という変わったものです。
奕世の珎(寶) と最高級の賛辞が書いてあります。 まことに不思議なものですが、私は昔からこのように推測しています。
 これは1枚の紙の裏表に王羲之の手紙と王献之の手紙が書いてあったものでしょう。
1枚だから、こういう表装になってしまったのです。平安時代12世紀初頭の西本願寺三十六人家集から流出した断片である石山切にも、分解解体両面剥ぎはしないで、両面から鑑賞できるように表装した掛軸があると聞いたことがあります。唐時代に和紙を表裏2枚に剥ぐ両面剥ぎのような技術が普及していれば、表裏2枚に剥いで並べたでしょう。鳥獣戯画丙巻のように剥いで継ぎ合わせたでしょう。

 この墨跡の真贋は、現物が失われている物なので判断しようもないのですが、なぜ表裏に書いたものがあるのか? あるいはそういうものがあってもおかしくないと唐時代玄宗皇帝の時代の人が思ったか? という問題がおきます。
 これは、手紙とその返事だと思います。古い時代には来た手紙の余白に返事を書いて送り返したという例があるようです。
  現代のEmailの返信みたいですね。
なお、東晋当時は、隣りの人にも手紙を出したということですので、父子が近くに住んでいても自然です。これは貴族同士の訪問の場合、儀礼がやかましかったので、その面倒を避けて手紙ですませたのでしょう。

  王献之に逸話がありました。謝安に得意の書法を駆使して書いた手紙を送ったのに、返事をその上に書いて返送されてきた、俺の書を尊重していない、けしからん、、とかいうものですね。孫過庭の書譜で紹介されてました。献物帳の墨跡がほんものであってもなくても、そういう設定で解釈され珍重されたものだと思います。
 近世でも、後水尾天皇が来た手紙の余白に返事を書いて送り返した例が俵屋宗達関係文書としてありました。

イメージ ソース:朝陽閣集古 石印  大蔵省印刷局
posted by 山科玲児 at 07:48| Comment(0) | 日記

東京製 Tシャツ と試着


山田五郎氏のYOUTUBE 動画
https://www.youtube.com/@art-yamadagoro
で、関連グッヅ販売としてTシャツを制作販売して好評だったようである。
東京の老舗メーカー 久米繊維に製造してもらったというものである。
山田五郎ブランドマークが欲しいわけでもないが、超良質な国産Tシャツは欲しいなあ、と思って久米繊維のサイト
https://shop.kume.jp/?mode=cate&cbid=2635643&csid=0
も観ていた。
通販も考えていたが、、

前回、東京にいったとき、銀座 松屋で
RE Made in Tokyo Japan
http://www.re-clothingtokyo.com/#id13
 のブースで東京の老舗で造ったTシャツというのをみた。
かなり高価だったが、
縫製はもとより東京、織りにも凝り、綿花までデカン高原のインド綿の高級品という凝りようである。奴隷労働疑惑の新疆綿を避けてますよ、というさりげないアピールであろう。代官山の会社だ。Tシャツなのに試着させてくれるというので、試着したところ L でもややきつい。XLでOKだったが、なんと「白」が店頭になかった。当方はLLBeanのアメリカン サイズでM  なので、ここのサイズ  やや小さめなのかな、、とも思ったものだ。
  考えてみるとTシャツの場合、いくら良質でも小さすぎては話にならない。大きいガバガバなのはまあ使えないことはない。縮んだりもするし。試着させてくれるというのは、ありがたいことである。通販にしないで良かったかもしれない。通販の久米繊維の方がずっと安いんだけどね。
 実は昔昔チューリヒの空港で買ったTシャツもかなり劣化してしまい、もう思い出ものと化してしまっているので、ここで注文することにした。旅行先で自分用の休日ハレの日用Tシャツを買うというのは私の癖で、マドリードでもZARAのを買った。ふだん使いは、長崎のスーパーで売ってるヴェトナム製である。
かなり時間がたって電話がありXLが用意できたので上京のさいよろしくとのこと

 私のサイズが無茶に大きいとか、異常な中年肥りとかいうこともないと思うので、こういう高級な国産衣料は、若い人をターゲットにしているせいかスリム体型にあわせる傾向があるのだろう。そうとう前、やはり国産の上着を通販したとき、かなりスリムだった。
  そうなると試着が必要になり、「試着」は店頭販売の生き残り戦略の一つになりうる。試着はネットでは難しいからねえ。できないこともないけれど買い手の負担がおおきくなり、面倒くさいというので避けられてしまう。いろいろ買い手が測らなければいけないからだ。

posted by 山科玲児 at 06:58| Comment(0) | 日記

2023年01月24日

金曜日まで休みます

金曜日まで休みます
posted by 山科玲児 at 19:40| Comment(0) | 日記

清朝宮廷の箱  装幀  包装など


台北  國立故宮博物院で、2017年に行われた」
特別展「ブランドの物語─乾隆帝の文物コレクションと包装の美」

サイトは、結構 面白いと思います。

posted by 山科玲児 at 08:27| Comment(0) | 日記

2023年01月23日

寒いと飛行機は

雪で、飛行機が飛ばなかったりして、酷い目にあったことは、何度もある。
一番酷かったのは、当時のノースウェストで成田から上海にいったときで、
行きが雪ででなくて、成田のホテルで一泊、翌日なんとか上海博物館にたどりついたと思ったら
上海の空港で、帰りの飛行機が用意できてなくて、もうどうしようもなくて、中国東方航空の切符を正規料金でカードで買ってなんとか日本へ帰ったということもあった。
該当路線近傍で運用する飛行機の数が少ない会社は雪で運用ができなくなると、そのあと天候が回復したあとでも、マヒしてしまうことがあるのだ。

そういう経験してるから、急な寒気での交通障害には、結構敏感である。なんか明日から、困ったことになりそうだが、なんとかなるかなあ。


posted by 山科玲児 at 20:43| Comment(0) | 日記