2023年01月12日

マティス展


今年4月、東京都美術館でマティス展が開催されるようですね

予習動画

なお、マティスの著作権は戦時加算を含めて2015年に、少なくとも日本ではきれているようです。
色々黒いところがあるピカソより、よほど好感がもてる20世紀画家だと思っております。
ヴァンスのマティス礼拝堂もいいしね。




タグ:マティス
posted by 山科玲児 at 07:08| Comment(0) | 日記

2023年01月11日

ビャンビャン麺

ビャンビャン麺風 サンヨー食品.JPG

  山田五郎氏も愛好していたという、ビャンビャン麺だが、サンヨー食品から、新発売になっていたので、ローソンで買ってみた。「ビャンビャン麺風」となっているので、それほど幅広じゃないなあ。味は花椒が強すぎて、ちょっと合わない。

  不思議なのはこの「ビャン」という文字である。画数がやたらに多い。

【漢字】ビャンビャン麺のビャンの字を徹底的に調べ上げたよ【ゆっくり解説】
https://youtu.be/U1400vmwMEM

  最初、契丹文字や西夏文字かと思ったが、どうも違っていて、比較的最近できた文字のようである。
しかし、ココ1世紀でも新しい漢字が民間で製造されているとはね。

そういや、モダンアートの徐冰の「天書」という本の文字全部が新しい新作漢字ってのもあったなあ。
posted by 山科玲児 at 09:24| Comment(0) | 日記

仏足石歌碑

仏足石歌碑.jpg

仏足石歌碑は、奈良 西ノ京の薬師寺金堂のはしっこにある。
奈良の墨の老舗:古梅園の製品で仏足石歌碑墨というのもあったようである(イメージは古梅園墨譜 後編から)。
名前が有名なわりに、拓本や写真は多くないようである。しかも模刻の拓本が一般には流布されていて、本物の原拓は希少なようだ。昔、ある企画展で、東京国立博物館の所蔵の拓本を借りてきていたが、それが本物ではなかったのには、本当に驚いた。
一応、本物とおもわれる拓本をwikimediaに昔あげておいた。これは石印複製, 法書会, 書苑に収録された石印複製だが非常に良い拓本をもとにしているようだ。


仏足石歌碑 銘文  拓本, 八世紀、薬師寺、奈良. 石印複製, 法書会, 書苑
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Buddha_footprint_Poems_Stele_Total.jpg
posted by 山科玲児 at 09:14| Comment(0) | 日記

2023年01月10日

紫禁城 乾隆花園



当方が紫禁城を訪ねたとき、一番違和感をもったのが、乾隆花園である。
ようやく動画を発見した。
つーか、これどこが「花園」なの??

故宮  乾隆花園 1
https://youtu.be/_nhSk-TWj2s


紫禁城を歩く| 中国全土のトップアトラクション| 4K HDR | 北京
の「御花園」の怪奇な石の山
https://youtu.be/lRVRoQq8m1k?t=2064

これは、乾隆花園と近いが別の場所だ。しかし、こういうものを楽しめる感覚は日本人には無い。

この動画
紫禁城を歩く| 中国全土のトップアトラクション| 4K HDR | 北京
https://youtu.be/lRVRoQq8m1k
は、当方が紫禁城を訪ねたときの乾ききった潤いの無い風景を実感させるのに充分である。
中国庭園が皆こうだというわけではない。江南の大邸宅庭園などは水も豊富で潤いがある点景が多い。
しかし、中国人の美意識の中には、日本人と全く違ったものがあることを認識するのには、この乾隆花園にいくといい。強烈な劇薬である。
posted by 山科玲児 at 19:39| Comment(0) | 日記

新年の若冲



2019年08月10日
出光にプライスの若冲が
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/186394524.html
でも書きました
出光美術館の若冲がこの新年にお披露目のようです。
江戸絵画の華
〈第1部〉若冲と江戸絵画
〈第2部〉京都画壇と江戸琳派
http://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/
posted by 山科玲児 at 07:24| Comment(0) | 日記

2023年01月09日

木雞室名品《王羲之逍遙》



伊藤滋さんが、

游墨舎ちゃんねる
https://u-boku.net/

で、御所蔵の拓本の名品を紹介されているようだ。選択には多少サイトの人の要望も考慮しているみたいだが、名品揃いだといえる。ただ、楽毅論では、停雲館の初拓原装というもののほうが良かったかもしれない。
しかし、張金界奴本蘭亭の「晩翠軒本に使用された丹羽海鶴翁の題簽の親筆」をご所蔵とは、驚いた。当方も、この題簽のついた影印本(折り本だがどうも別会社の刊行かも。奥付無し)をもっていたからである。また、最近、黄庭経の羅振玉題簽の原物がどこにいったのかなあ、とか書いていたからでもある。

所蔵品ではなく過眼品、観賞したもののコメントもある


posted by 山科玲児 at 11:36| Comment(0) | 日記

藤野一友と岡上淑子

今日までの開催なので、恐縮ですが、
福岡の福岡市美術館で、

藤野一友と岡上淑子 展

https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/fujinookanoue/

福岡の福岡市美術館やってます。福岡市美術館は1200点という多量の藤野作品をもってますからね。 岡上さんは、藤野画伯の奥さんです。
しかし、藤野一友氏はナンギな性格の人だったように伝記読むと感じられ、当方としては近づきたくないなと思いましたが、夫婦とも画家だったんだね
posted by 山科玲児 at 09:23| Comment(0) | 日記

2023年01月08日

楊賓旧蔵黄庭経の題簽


  黄庭経 博文堂.JPG
楊賓旧蔵讃岐大西帖祖斎の黄庭経が、  
創立150年記念特集 王羲之と蘭亭序で展覧される(後期 3月14日〜)のにともない
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=7152

画像データベースにものることになったのですが、
黄庭経   列品番号:    TB-1361 撮影日:    2022-05-25
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/E0142309

博文堂本の羅振玉題簽はなかったということは、既に書きました。そうなると上イメージの帙外側題簽も東京国立博物館には、無いわけですから、ここで一応紹介しておきます。

黄庭経 本体は、下記URLで紹介してあります。跋文などは、いれてませんが、戴煕のものなんかちょっと興味深いですから、そのうちとりあげたいものです。東京国立博物館のDBにもありますが、少し解像度が悪い。

posted by 山科玲児 at 09:20| Comment(0) | 日記

春日大社 蒔絵箏

春日大社蒔絵琴 vol1 (4).JPG




2021年の動画がYOUTUBEにあるようです。

[国宝へようこそ] 4K 奈良・春日大社 蒔絵箏 神が住まう本殿に800年間おさめられていた楽器 | Kasuga Taisha Shrine in Nara | BS4K8K | NHK
https://youtu.be/c-omPBBwCNA

この楽器は、昭和26年ごろには、厚く汚れに覆われていて、模様がみえませんでした。
大和文華第一号に、便利堂が撮影した当時の赤外線写真がありますので、Wikimediaにずいぶん前にアップしております。
金銀蒔絵箏 修理前赤外線写真 春日大社本宮古神宝 153cm
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:MAKIE_NO_KOTO_KASUGA_Shrine_Infrared.JPG

上イメージは部分拡大です。赤外線でも全貌はみえていなかったようにみえますね。

  洗浄前の写真と修理の詳細は、週刊朝日百科  日本の国宝 109「国宝の修理と保存」の11-266頁にあげてあります。復元複製も作ったようで、その写真もあげてあります。
それにしても朝日新聞は、こういうとこは不思議にまともだな。
posted by 山科玲児 at 07:37| Comment(0) | 日記

2023年01月07日

秋萩帖王羲之臨書

akihagi 想清和士人佳.jpg

 今、秋萩帖王羲之臨書のことで、研究しています。これは、ずーーと、平安時代の臨書とか伏見天皇の臨書とか、いろいろ想定されていて、和臭があるとか、日本人の臨書だから価値が低いとか、無視されがちですが、結構良いものではないか、と思い直して調べております。

 近年、嘉徳オークションででたものなんかよりは、良いんじゃないかな。特に上イメージのものなんかは。


posted by 山科玲児 at 08:44| Comment(0) | 日記