2023年01月03日

キュレネのヴィーナスの行方  続



2018年08月18日  キュレネのヴィーナスの行方

を書きましたが、
2018-12-06
the Lost Venus   by Andrea Felice
という記事を読むと、やはり、行方不明で、破壊された可能性が高いようです。

イスラム原理主義者たちの破壊がありそうな危険なところに文化財返還をしてはいけないと思いました。

2018年という時点でも、偽善的な学者は
拙訳>イタリアは過去の植民地主義の罪を直視していないから、キュレネのヴィーナスの返還に反対するヤツがいるのだ。
Protests and debates caused by its return to Libya highlighted the Italian difficulties to face its own past and the persistence of a “colonial archive” over the time.
という論文を書いておりました。

その後の大惨事という体たらくをしっても、こういう学者は平気なんだろうなあ。


posted by 山科玲児 at 16:03| Comment(0) | 日記

永楽保全

永楽保全.jpg

去年、東京国立博物館で、何度かみて、妙に気にかかったのが、
この永楽保全の、色絵京焼の小皿セットである。
色絵絵替小角皿

デザインとしてとても気が利いていて、愛らしく、現代の複製をつくってほしいな、
と思わせるものがある。こういうものこそ工芸というべきものではないだろうか。

京焼というと、仁清だ乾山だ、木米だといわれがちだが、模範とすべき陶磁器としてはこのようなものこそ模範にして欲しい。

写真は当方撮影



posted by 山科玲児 at 08:28| Comment(0) | 日記