2023年01月04日

楊賓旧蔵  黄庭経

黄庭経 博文堂 大西 楊賓.JPG

http://reijiyamashina.sblo.jp/article/187877314.html
で紹介した楊賓旧蔵讃岐大西帖祖斎の黄庭経
ですが、
創立150年記念特集 王羲之と蘭亭序で展覧されるようです(後期 3月14日〜)。
https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=7152

おそらく、それで、新たに写真を撮ったらしい。というのも撮影日時が2022年になっているからです。画像データベースにものることになりました。
黄庭経   列品番号:    TB-1361 撮影日:    2022-05-25
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/E0142309

このDBみてわかるんですが、博文堂で印刷出版したときの羅振玉の題簽(イメージ)は、印刷本のために書いたものなんですね。本体には無いのだから。博文堂出版の本や、当時の中華民国出版の本にままこういう「印刷本のためにあえて書いた題簽」「印刷本のためにあえて書いた題跋」というものがあるようです。こういう題簽の原物は、その後、どうなってしまったのでしょうか??
 原掛け軸や冊の中に貼り込まれていない場合、どこに行ってしまったんでしょうね。
posted by 山科玲児 at 07:07| Comment(0) | 日記

伝 空海の古墨跡

新選類林抄 detail.jpg


弘法大師空海の筆だと伝えられているが、たぶんだいたいそうでないとされている古い墨跡は、日本に結構あるし、そのなかには貴重なものが少なくない。

前あげた讃岐:萩原寺の急就章 がそうだ。

 もその一つで、どうも双コウ填墨の模写本らしいのだが、優れたもので国宝になっている。
これも、どうみても空海筆じゃない。
これの断片が南院切という名前で呼ばれていて、いろんなところにあるようだ。
例えば、九州国立博物館

目の眼によればLIXILの会長?も1点もってるようだ。

怪奇で面白い益田池碑文(高野山寶亀院)、
現在では、写真しかのこっていない飛白十如是 も 相当面白い。

空海 真筆ではないというだけで、なんか冷遇されているのも変な話である。

posted by 山科玲児 at 06:15| Comment(0) | 日記

こたつ猫

こたつ猫  春信.jpg

原宿  太田記念美術館は、日本有数の、浮世絵専門の美術館です。12月の記事「こたつの猫」 なかなか良い感じです。暖かそう。。
冒頭のは、鈴木春信浮世絵の一部ですが、歌麿、芳年、国貞、と「こたつ猫」の例をあげております。

江戸時代のネコもこたつで丸くなるようです。

posted by 山科玲児 at 05:41| Comment(0) | 日記