2023年02月10日

関ヶ原の島津



先日、関ヶ原あたりで大雪に苦しめられたことで、関ヶ原合戦の際の島津軍の熾烈な退却戦のことを思い出した。この島津の壮烈な退却戦を現代の風景動画で、描いた動画もあるようで、なかなか興味深い。

関ヶ原の戦い【島津の退き口】を現代の地図で見てみよう!【島津義弘】
https://www.youtube.com/watch?v=inRW55cqLDE

 しかし、これは明白に島津の戦略の誤りである。戦闘力がいかに強くても戦略を誤るといかに悲惨なことになるか、という見本である。島津義弘が65歳で当時としては老齢であり、前頭葉が萎縮して好悪感情のみに動かされ、利害得失の判断能力をもっていなかったのではなかろうか??

 そもそも、もしこれだけの戦闘力を関ヶ原合戦の冒頭やせめて前半に東軍への攻撃という形で発揮できていれば、西軍の勝利は疑いない。小早川秀秋の裏切り後でも西軍勝利は確保できただろう。というか小早川は洞ケ峠になり「裏切り」自体なかっただろう。
 ドイツの将軍が関ヶ原の陣立て図をみて、「西軍の勝ち」と断言したのは有名である。

西軍勝利の大勢がきまれば毛利・吉川軍も結果オーライで参戦しただろう。

そうなると島津軍も多くを失うことはなく、9割以上の島津兵が勝利の凱旋ができたのではなかろうか。それだけでも島津軍首脳部の馬鹿さ戦略の無さが痛感されるのに、徒にこの退却戦の勇武を強調するのは低脳過ぎる。

  また、逆に、石田三成にそこまでの反感をもっているのなら、裏切って東軍につくなり、戦端開始以前に畿内へ退却してしまい最初から戦わないという選択もありえたのではないか? そうすれば島津の有為な戦士たちをあれほどまでに犠牲にすることはなかっただろう。

タグ:島津 関ヶ原
posted by 山科玲児 at 07:13| Comment(0) | 日記

西洋美術館 休館

ブールデル (1).JPG

知らなかったんですが、上野の西洋美術館、閉めてるんですね。

館内整備に伴う全館休館のお知らせ[休館期間:2023年1月23日(月)〜3月17日(金)]

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タグ:西洋美術館
posted by 山科玲児 at 06:44| Comment(0) | 日記