2023年02月26日

大安寺

大安寺.JPG



奈良  特別企画「大安寺の仏像」
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2555
にちなんだ画像だが、、

大安寺のノキ瓦拓本が、大和古瓦拓本集みたいな一紙に入っていたので、紹介してみる。 

稲垣晋也、古代の瓦、1971によると、大安寺の発掘はまだなされていないとのことだった。
え、まさか、と思ったが、どうも本当らしく、1971年以前には大規模発掘はなかったようである。
ネット検索してみても1973年以降、21世紀まで、いろいろ発掘がされているようだ。
そうすると、1971年時点では、測量と表面採集ぐらいしかやっていないのかもしれない。
今回、東京国立博物館での企画展、それに先立つ奈良国立博物館での企画展があったのは、
そういう発掘調査が一応終わったからではなかろうか??
                
                  
            
posted by 山科玲児 at 15:08| Comment(0) | 日記

80年間も未公開でした

大観帖 南京ss1.jpg大観帖 南京 ss2.jpg


松井如流、中国書道史随想、二玄社, 1977年 de

で賞賛されていた大観帖第六局榷場残本だが、どうも2017年に南京で公開されていたらしい。文革で破壊されてなくて良かった。

香港のサイトでの紹介
海內孤本王羲之墨跡摹本《大觀帖》南大首展
http://www.jdonline.com.hk/index.php?m=content&c=index&a=show&catid=23&id=35411

1934年に南京大学に寄贈されて以来、あまり観た人はいなかったのではなかろうか。
コロタイプ影印本なのか、焼き付け写真なのかが日本にもちこまれ、

大観帖第六局(巻)榷場残本 (晩翠軒): 1930
大観帖第六巻 寉場残本. 解説. 冊数, 1帖. 著者, 伏見冲敬解説并釈文. 絵師. 版元(出版社), 書学院出版部. 刊年, 昭55 (1980)
という翻印本が出版されて歓迎され、
松井如流先生も習ったわけである。書品 第20号、東洋書道協会、1951年が初出だから、晩翠軒本みてるのかなあ

  当方も上のような影印本しかみていないが、北京にある大観帖よりもずっと良いもののようにみえる。
  この残本への翁方綱の執着はもの凄く、乾隆帝が快雪時晴帖に書いた以上の題記や跋を書きまくり、「大観帖歌」やら「晋書堂歌」やらを作ってそれを書くという力のこめかたである。上イメージの書きまくりしたものは、そのほんの一部に過ぎない。どうも2017年の展覧のときも、この執念深い、膨大な跋は全部公開されたわけではないようである。


posted by 山科玲児 at 11:54| Comment(0) | 日記

カステラのクルミかけ

カステラのクルミかけ.JPG

2015年07月16日   カステラにわさび醤油
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/152982595.html
で 書いた、

>昭和2年に子母澤寛が書いた 味覚極楽  にある「カステラを小さく切って小坪に入れ、上からクルミをすり下ろして供する」

というのを、やってみました。カステラの耳を安く買ったものですから。

わさび醤油 ほど インパクトはなく、ごく普通です。
クルミ カステラなんていう既製品の菓子もあるみたいですが、昭和初頭のこの料理をヒントにしたのかな。



posted by 山科玲児 at 09:21| Comment(0) | 日記