1643年版の料理物語(ref)には、
鶴、白鳥、カモ、雁、雉、山鳥、クイナ(二種)、鷺、ゴイサギ、ウズラ、ヒバリ、鳩、シギ、ツグミ、雀、鶏と
鳥・野鳥の料理が列挙されているが、カラスはない。
熊野のカラスのお札をみてもわかるように、日本では身近にいた鳥だったはずだ。
同じように、みじかにいた獣でもネズミの料理はない。
(ちなみにアメリカ大陸のペルー ではあった。テンジクネズミの系統の動物だが)
犬の料理は一つある。
カラスは神様関係だから忌んだというなら、春日の神鹿とされた鹿は堂々と「第五 獣の部」の献立のトップにあがっている。そして、コオロギをはじめとする昆虫食もない。
これは、食べた連中が絶滅したり、伝染病風土病の巣窟になったりという、災厄があったのだろう。
人肉食のタブーも社会をまとめていくためという側面のほかに、プリオン病の防止という側面があったはずだ。
鶴、白鳥、カモ、雁、雉、山鳥、クイナ(二種)、鷺、ゴイサギ、ウズラ、ヒバリ、鳩、シギ、ツグミ、雀、鶏と
鳥・野鳥の料理が列挙されているが、カラスはない。
熊野のカラスのお札をみてもわかるように、日本では身近にいた鳥だったはずだ。
同じように、みじかにいた獣でもネズミの料理はない。
(ちなみにアメリカ大陸のペルー ではあった。テンジクネズミの系統の動物だが)
犬の料理は一つある。
カラスは神様関係だから忌んだというなら、春日の神鹿とされた鹿は堂々と「第五 獣の部」の献立のトップにあがっている。そして、コオロギをはじめとする昆虫食もない。
これは、食べた連中が絶滅したり、伝染病風土病の巣窟になったりという、災厄があったのだろう。
人肉食のタブーも社会をまとめていくためという側面のほかに、プリオン病の防止という側面があったはずだ。
ref 料理物語 原本現代訳 131 教育社、 1988