2023年03月30日

牛肉のラープ風

パクチー.JPG  牛肉  ラープ風.JPG


長崎のイオン系スーパー、レッドキャベツに パクチーが売っていたので、

牛肉も買って、ラオス・北タイの料理:ラープ風牛肉をつくりました。

posted by 山科玲児 at 07:47| Comment(0) | 日記

臨河叙 への疑問

臨河叙 従山.jpg  臨河叙.jpg



南宋以後刊行された、いろんな本に収録された詩文としての蘭亭序のテキストがすべてといっていいほど
「領字従山」であることは、既に数年前に指摘しておいた。
一方、みおとしていたものがあって、なんと法書要録の明版も「領字従山」らしい。

さらに見落としていたが、宋版の世説新語に注釈として引用された「臨河叙」まで
「領字従山」なのである(イメージ)。。

臨河叙 (臨河序)
https://reijibook.exblog.jp/30250846/

これは、かなり問題があることで、もし、蘭亭偽作説の人がいうように、現在の法帖拓本や模写本にある蘭亭序がこの「臨河叙」をもとにして偽作されたものなら、なんで現在まで伝わった蘭亭序の大多数が「領字従山」でないのか??
という大問題に発展する。だいたい、「嶺」→「領」への改変って考えにくい。「領」「嶺」は文意から、ありえることであるし、事実 南宋以降のテキストのほとんどはそうなっている。
残念ながら唐抄本世説新書には、この部分がないので、唐時代にどうであったかはわからない。
これを解決するためには、唐代以前から蘭亭序テキストは複数あった  と考えざるを得ない。

さらに「序」と「叙」の問題がある。なんで臨河「叙」(イメージ)なんだろうか??

蘇東坡が、祖父  蘇序の諱 を避けて蘭亭「序」を蘭亭「叙」にした。これに、文人たちがならって「蘭亭叙」を使うようになったというのが定説である。それなら、臨河「叙」 という文字があればそれは南宋以後の改変であろう。そうなるとこの注釈自体が南宋時代に追加挿入されたものだったのか、あるいはかなり文章の改変があったのか、という問題がでてくる。

イメージは宋版 世説新語  から採った。


posted by 山科玲児 at 03:33| Comment(0) | 日記