
Till-Holger Borchert の英語版 Jan van Eyck は2008年版を改訂した2020年出版
Till-Holger Borchert, Van Eyck (Basic Art Series) TASCHEN Books,2020
https://www.taschen.com/pages/en/catalogue/art/all/43102/facts.van_eyck.htm
を読みながら、コメントを書いていく。
アントワープ王立美術館の至宝の一つ、
ヤン・ファン・エイクの「泉の聖母」(額縁こみで19x12.5cm)は葉書大ぐらいの小さな作品だがオリジナルの額もついていて保存が良い。何度も鑑賞した作品だ。昔ここでモノグラフを買ったこともある。
http://closertovaneyck.kikirpa.be/verona/#viewer/rep1=2&id1=d4f8ff82a0d58ab36b8645c1bb925114
この本によると、どうもニューヨーク個人所蔵で、かなり良いコピーがあるようだ(21.3x17.2cm)。しかも、その周囲がなんかおかしい。おそらく凸型の祭壇の上部を切断、周囲の額をとりはずした形なのかもしれない。
前述したアントワープで買ったモノグラフにはもっとよい写真があったので上イメージにした。
まわりは、額をはずした状態で、裸の木材がみえている。
この本によると、どうもニューヨーク個人所蔵で、かなり良いコピーがあるようだ(21.3x17.2cm)。しかも、その周囲がなんかおかしい。おそらく凸型の祭壇の上部を切断、周囲の額をとりはずした形なのかもしれない。
前述したアントワープで買ったモノグラフにはもっとよい写真があったので上イメージにした。
まわりは、額をはずした状態で、裸の木材がみえている。
フリックで特別展があったとき展覧されたようだ。
https://www.frick.org/exhibitions/charterhouse_bruges/5
が、そのときの画像では周囲は撮影していないようだ。
また、このコピー、原画より大きい。書道の臨書でも原本より大きくなりがちだが、そういう現象なのだろうか??
さらに、van eyk研究サイトにはこのコピーを拡大鑑賞できる。
ただ、こういう写真で見失いがちなのがサイズがコピーのほうがずっと大きいという事実である。
ヒエロニムス・ボスの場合は、個人所蔵の場合のコピーの類は、あまりよくないものが多い。それなのに。ボスより80年ぐらいも古いファン・エイクの作品で、逆にこのような良いコピーがNY個人蔵であるという現象は、どういう意味があるのか??
ヒエロニムス・ボスの場合は、個人所蔵の場合のコピーの類は、あまりよくないものが多い。それなのに。ボスより80年ぐらいも古いファン・エイクの作品で、逆にこのような良いコピーがNY個人蔵であるという現象は、どういう意味があるのか??