2023年04月03日
臨河叙と蘭亭序
蘭亭偽作説を言う論者に共通な奇妙な特徴がある。蘭亭序は疑うが臨河叙は疑わないことだ。
臨河叙は世説新語(世説新書)の企羨篇の注釈に引用されている文章であり、粱の劉孝標注 とされている。最古の版本でも南宋のものだろうし、敦煌など西域出土テキストはしらない。
唐抄本世説新書には、該当箇所は無い。
数カ所、唐抄本世説新書の「粱の劉孝標注」を版本の「粱の劉孝標注」と比べてみたら、相当違っていることがわかった。全ての注釈で少しづつ違っているといってもいいんじゃないかなあ。他の人に細かく調べて欲しいなあ。
そうなると 臨河叙 自体も違うんじゃないかなあ。。
posted by 山科玲児 at 08:18| Comment(0)
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