2023年04月21日

ドリル

広告 動画ですが、
なんか、妙に気になる作品です。

大きな鉄のブロックも3秒で穴あけ
https://youtu.be/R3I3RNDmAkQ
posted by 山科玲児 at 09:09| Comment(0) | 日記

ドイツの複雑な祭壇画

unterlinden visitor guide 1982.jpg
1982年のコルマール  ウンターリンデン美術館のvisitor's guide裏表紙


山田五郎氏の西洋名画解説動画で、
 【傷だらけのキリストの謎】ドイツ絵画の超重要作!️イーゼンハイム祭壇画とは
https://youtu.be/YyHmLNPac_s
というのがあり、そのなかで、この祭壇画の何重にもなった複雑な構造(イコノロジーではなく現実の家具としてそうなっている)ものを模型で解説してました。

ただ、現実のイーゼンハイム祭壇画はバラバラに分解されて3セットで展示されていますから、そこで、更に混乱した人もいたようですね。現在の展示環境はこんな感じ。。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Isenh2r%2B1r.jpg

それくらい、この「祭壇」は実物みないとわかりにくいものです。それで、もとのままの形を保っている祭壇画の例として、
ハンス・メムリンクの「リューベックの祭壇画」をあげてみます。これについては、数年前に、良いサイト写真を発見してようやく、どういう構造になっているかわかりました。

lubeck  Memling Alterpiece
https://st-annen-museum.de/memling-altar-digital-story

オランダ・ベルギー・フランスは三翼祭壇画(トリプティック)の観音開きで終わりなので、なんで、こんなに何面もあるのか、わからないんですね。まさに???でした。

リューベックの聖アンナ聖堂博物館には、他にもこういう祭壇がどっさりあるようです。
Lubeck St Ann Museum 3D Digital  Descover
https://www.die-luebecker-museen.de/rundgang/st_annen/output/St_Annen_Remter_out_HTML5.html

イーゼンハイム祭壇画は。1982年以前に現在のようにバラバラになってました。オリジナルの形で展覧するのは、係官が少人数グループあいてに御開帳するというような、昔昔(1980)ゲント祭壇画でやっていたようなことしなきゃならないので無理ということでしょう。
作家:ユイスマンスがコルマール訪ねたのは1900年ごろじゃないかと思いますが、そのころは、どうやっていたんでしょうか?
image source::  Christian Heck,Unterlinden visitor's guide、Editions S.A.E.P. Colmer, 1982


posted by 山科玲児 at 06:23| Comment(0) | 日記