東京(6/16)、福岡(10月)、大阪(来年2月)
を巡回する
特別展「古代メキシコ −マヤ、アステカ、テオティワカン」
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2565
https://mexico2023.exhibit.jp/
で、パレンケの96文字碑板
が展示されるようである。
これは、マヤ文字の石刻文字のなかで、群を抜いて美しい線が楽しめる傑作である。
通常は陽文・凸文の浮き彫りであるマヤ文字だが、これは珍しく陰刻である(文字の線が凹んでいる)。中国の多くの石刻文字のような技法で彫ってある。実物で確かめたわけではないが、片切り彫りではないかと思えるほど鋭い流動的な線であり、書法として魅力的である。
これの下書きを書いた書記は当代一の書道家だったのだろう。
マヤ文字の肉筆のものも、かなり古いもの(壁面や漆喰や土器などに残っている)もないことはないのだが、ここまで美しい線を出しているものはまだみたことはない。
1935年に宮殿遺跡の中の塔と建物の間の土石を撤去していたとき、偶然発見されたものだそうだ。
2022年05月22日 96文字碑板
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/189550587.html
で、パレンケの96文字碑板
が展示されるようである。
これは、マヤ文字の石刻文字のなかで、群を抜いて美しい線が楽しめる傑作である。
通常は陽文・凸文の浮き彫りであるマヤ文字だが、これは珍しく陰刻である(文字の線が凹んでいる)。中国の多くの石刻文字のような技法で彫ってある。実物で確かめたわけではないが、片切り彫りではないかと思えるほど鋭い流動的な線であり、書法として魅力的である。
これの下書きを書いた書記は当代一の書道家だったのだろう。
マヤ文字の肉筆のものも、かなり古いもの(壁面や漆喰や土器などに残っている)もないことはないのだが、ここまで美しい線を出しているものはまだみたことはない。
1935年に宮殿遺跡の中の塔と建物の間の土石を撤去していたとき、偶然発見されたものだそうだ。
2022年05月22日 96文字碑板
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/189550587.html
で書いたように下記の雑誌(ref1 上イメージ)に美しい写真があるのだが、写真著作権があるので出せない。それで拓本イメージ(ref2)を出しておく。
ref1 たて組ヨコ組 第48号 特集:マヤ文字の謎
著者 文:八杉佳穂 撮影:畠山崇
出版社 モリサワ
刊行年 1996/12
ref2 別冊みずゑ no,39 マヤの芸術 遺跡と拓本 1964