伏見 冲敬先生の傑作:書の歴史 中国篇の新版がでてました。
学生だった 筒井 茂徳 さんが改訂増補したもので、わずかな増補で厚くない一冊本として出しました。こういう増補はついやり過ぎて厚くなってしまうものですが、禁欲的な仕事だと思います。1960年出版の本を改訂するのですから、大変だったでしょう。
薄めの一冊本で、よくまとまった中国書道史の教科書としては よいものだと思います。
図版もかなりとりかえてあります。
もちろん、多少 おかしいところもありますが、美玉のキズというものでしょう。
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