なんか、いろんなことがどっと来て、頭が機能しなくなったので、足下からひとつずつ書いていきますね。
先日、アップした重屏に関して、西洋絵画それも十五世紀の豪華写本にはいっている絵画でこの「入れ子」を使ったものがあります。昔から気になっていたものですので、この際出してみます。
これは羊皮紙にテンペラか油で描いた絵画ですね。本のなかですから、それほど大きくなく22,5 × 15 cmぐらいです。余白をどれだけ考えているかでサイズは違いますがだいたいこんなものでしょう。
マリー ド ブルゴーニュの時祷書という名前の本で、今はウィーンにあります。ブルゴーニュ公の血筋は、ハプスブルグに受け継がれているので ウイーンにあるのでしょう。
本を読んでいるマリー ド ブルゴーニュの部屋の窓が開いてそこから大聖堂がみえるというしかけになっています。