福島第一 1号機の内部調査したロボットが内部で動けなくなって 原子炉内部で放置することになったということが、マスコミによって面白おかしく伝えられ、
いかにも「調査が失敗したかのような印象」が捏造されている。
しかし、東電の動画などをみると
調査はほぼ成功したが、ロボット回収には失敗した
というのが現実らしい。
データや写真をとることが大目的であるから、それができれば成功なのだ。勿論ロボットが放置されたら、後で作業の邪魔になるということがあるのだが、意外に広いようなので、通路をふさいでしまったということはないらしい。
私もマスコミに騙されていた。マスコミおそるべし。
おおもとの東電の動画::
2015/04/13 1号機原子炉格納容器内部調査実証試験
2015/04/17(金)1号機原子炉格納容器内部調査実証試験(2015年4月15日撮影分)
http://www.tepco.co.jp/tepconews/library/archive-j.html?video_uuid=hd20sv80&catid=69619
http://www.tepco.co.jp/tepconews/library/archive-j.html?video_uuid=hd20sv80&catid=69619
思ったより明晰な画像である。
意外に壊れてないなあ、という感じがある。
しかし、戦慄するのは、右下に表示される放射線強度である。
毎時12シーベルトという即死レベルの放射線が平気で表示される。この環境で即死しないのはバクテリアぐらいだろう。
一方、温度は19−20度ぐらいで割と安定しているな、と思った。
従来の温度データは、温度計自体がこわれているのでは?と疑われるものが多かったのでこういう風に直接測定したデータは貴重である。
黄色っぽいものがこびりついてるようにみえるが、ウラン化合物ではなかろうか?ウランは化合物になって水に溶けると極少量でも赤系統の色を出す。ガラス工芸で19−20世紀ごろにウラン赤というものがあった。 原子炉地下にたまった汚染水も赤い色をしていたように記憶している。