2015年05月18日

大阪市解体はショックドクトリンか?

 ショックドクトリンというのがある。ナオミ=クラインの著書で有名になった火事場泥棒的な手法だ。

  革命・クーデター・戦争・大災害などの事件に乗じて、火事場泥棒的に強権で、民営化を進め、国や地方公共団体の資産をただ同然で政商・国際金融資本などへ払い下げる。 あの貧しい北朝鮮でも国家の資産というのは核兵器開発ができるくらいだから、公共機関の資産は大きなものだ。一般に社会主義国家は皆、国営企業だから公共資産が膨大でそれを払い下げれば、ソ連崩壊後に大富豪オルガルヒが林立したような野蛮な資本主義の狩り場になるのである。古い例だと、明治維新のときのよりあい地の強奪、廃仏毀釈による仏教寺院資産強奪、フランス革命のときの教会資産没収なども思い浮かぶ。

世界で最も成功した社会主義国家と揶揄的に称される日本も例外ではない。 

  今回、大騒ぎを演じた大阪都構想=大阪市解体 陰謀 の裏には竹中平蔵をはじめとする新自由主義者の国際金融資本・マルハンなどのカジノ企業などが、この解体に乗じて市の資産を横取りしようという計画があったのではないか? と推定している。 当然、維新の会は大きなキックバックをもらうことになっているのだろう。

まあ、このショックドクトリンが不発になってよかった

posted by 山科玲児 at 08:49| Comment(0) | 2015年日記
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