2015年04月30日に、
印譜のネット公開
> 大きな印譜コレクションを持っている 東京国立博物館資料館にも、こういう形式での公開を期待したい。
印譜のネット公開
> 大きな印譜コレクションを持っている 東京国立博物館資料館にも、こういう形式での公開を期待したい。
と書きました。
最近、書学書道史学会の会報で、東京国立博物館に印譜データベースが公開されていることを知りました。 ただ、これは非常に使いにくいもので、内容もかなり偏っています。
東京国立博物館所蔵 印譜データベース 2010年10月08日 −
概要
東京国立博物館では昭和51年に横田実氏から漠南印譜コレクションを、平成14・15年の両年度には、小林斗アン(庸浩)氏より、懐玉印室コレクションの寄贈を受けました。歴代の主要な印譜を網羅するこれらのコレクションには、制作部数の少ない原ツ本や、編者自らが注記を書き加えた本地中国でも見ることのできない稀覯本が多数含まれており、世界有数のコレクションを誇ります。 このデータベースは東京国立博物館に所蔵される中国古銅印譜・中国近人印譜・日本近人印譜およそ2,300件約7,500冊の画像データベースを作成することを目的としています。
リンク
http://dbs.tnm.jp/db/kaken/sealalbum.html
概要
東京国立博物館では昭和51年に横田実氏から漠南印譜コレクションを、平成14・15年の両年度には、小林斗アン(庸浩)氏より、懐玉印室コレクションの寄贈を受けました。歴代の主要な印譜を網羅するこれらのコレクションには、制作部数の少ない原ツ本や、編者自らが注記を書き加えた本地中国でも見ることのできない稀覯本が多数含まれており、世界有数のコレクションを誇ります。 このデータベースは東京国立博物館に所蔵される中国古銅印譜・中国近人印譜・日本近人印譜およそ2,300件約7,500冊の画像データベースを作成することを目的としています。
リンク
http://dbs.tnm.jp/db/kaken/sealalbum.html
いきなり検索画面になるので、所収印譜のリストをもって、列品番号 P-10006 のようなもので検索しないと閲覧は困難みたいです。
列品番号(P-10006, P-10007など)で検索−>適当なページをみる−>「次のページ」でめくるという順序ならなんとか閲覧可能みたいです。
列品番号をP-10001から順番にあげていけば、ある程度どういう印譜が入っているかみることはできますね。検索して、リストを造って、やるしかないようです、。
少し、検索結果を書いてみます。
少し、検索結果を書いてみます。
列品番号 P-10008 名称 宣和集古印史
列品番号 P-10013 名称 宝印斎印式
列品番号 P-10033 名称 続古印式;巻上
列品番号 P-10035 名称 銅鼓書堂蔵印6巻
作者・編者 査礼
作者・編者 査礼
列品番号 P-10036-1 名称 看篆楼古印譜
作者・編者 潘毅堂
作者・編者 潘毅堂
銅鼓書堂蔵印6巻は、結構面白いものだと思います。もっと清時代後半の印譜のほうが良いものが多いのですが、古いほうが尊いという固定観念もあるのでしょう。
なんかね、小林さん寄贈のものばかりですね。なんか背後の意思を感じますね。
東京国立博物館 デジタルライブラリー 2015年3月31日
http://webarchives.tnm.jp/dlib/
のほうが使いやすいのですが、印譜は入っていないんですよね。使いやすいのは、こちらのほうが新しいからでしょう。官僚機構の通弊で前の成果物の有効利用より、プロジェクト別の新しい成果を誇示しがちなんですね。