2015年07月05日

Joseph Van der Veken ジョゼフ=ヴァン=デア=ヴェーケン

これに関して、修復家でもあり、贋作者でもあったらしいJoseph Van  der Vekenのことを思い出した。

彼のことは、2000年ごろに書いた
ゲントの祭壇画の盗難とその模写 、及び2、3の問題
http://reijiyamashina.sakura.ne.jp/gentalte.htm
にも書いておいた。

この人が作った贋作がニューヨークの画廊で販売されているようだが、まあ、大変な技量である。額縁もよく調和している。
これは騙されるなあ、と、感じたものだ。
Joseph Van  der Veken
http://www.bada.org/antiques/d/a-pair-of-donor-panels/191708

実のところ、ブラッセルのボザール Palace de Beax Artsで
2005年7月26日に 「Ensor a Bosch」展をみたとき、、
>近代では、十九世紀後半の初期フランドル派への復古的な絵画にはちょっと驚いた。ご当地のせいか雰囲気を良く出していて、この時代にできた模作贋作をまちがえていることがかなりあるのではないか?と思った。

というメモを書いていたが、そういう19世紀末からの伝統を曳いているのではなかろうか?と思った。


 
posted by 山科玲児 at 09:04| Comment(0) | 2015年日記
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