2015年08月20日

オランダ  ベルギーの静物画


peters1s.jpg

重い話題ばかりだったので、ちょっと変えます。

ベネルクスといいたいところだけど、ルクセンブルグにはろくなアートはないようなので、ベネルクスということができません。

17世紀オランダ・ベルギーでは、迫真的な静物画が流行りました。もっとも古く15世紀のファンアイクのころから高度な技法はあったのですが、それらは人物画や宗教画の背景や付属物であり、主題そのものにはならなかったのです。

そういう迫真的な静物画家の中には、イメージのクララ=ペーテルス(1594-1659)のように女性もおりました。

こういう絵画は現在でも、市場に出ることがあるようで、上野の西洋美術館も、戦後結構収集しています。
コリールやセーヘルスなど、結構傑作の部類にはいるのではないかと思います。
純粋な静物画ではないがダウのシャボン玉を吹く少年も静物画的性格が強い作品です。


ところで、ロンドンの画廊のサイトをみていたとき
  カルフの静物画があって、なかなかいいと思いましたが、実物をみてもコピーかどうかはわからないでしょうねえ。

一方、
9月から渋谷  BUNKAMURAである「風景画の誕生」展
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/index.html

でも、ウィーンのKUNSTHISTORISCHE(美術史美術館  ハプスブルグのコレクション)のオランダ  ベルギー絵画をみることができそうで愉しみにしています。



posted by 山科玲児 at 08:46| Comment(0) | 2015年日記
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