今回、爆発事故が起こった天津市は、ずっと前から巨大な債務をかかえていて、
中国共産党幹部の汪洋氏から「事実上破綻している」といわれていた地方都市である。
その債務は約96兆円(少し前は80兆円といわれていたが円安で日本円換算の金額は膨らんだ、この数字の変化にはあまり意味はない)。
天津の不良債権の代表といわれる鬼城(ゴーストタウン):東洋のマンハッタンと称した高層ビル街が、実は今回の爆心地に近く2KM圏である。当然、爆風でガラスは多く吹き飛び、雨が降り込み放題になってしまうだろう。しかも有害物質汚染懸念まである。
今までは一応、ビルの形をしていて、入居者さえあれば利益を生む資産として帳簿上、資産評価していた資産が全て廃墟あつかいになってしまう。これは天津市のバランスシートを大きく傷つけるもので、ただでさえ災害対処に大きな予算をださなければならないのに、財政上、もたないと思う。
もともと、昔から不動産バブル崩壊以降、国際経済関係の評論家のなかでは、
「地方都市をみせしめに2,3 デフォルトさせるのでは?」
という推測があり、
実際に、デフォルト(借金を期日までに返済しなかった)した 省や市は結構あるらしい。
ただ、天津市ぐらいの大きな規模で、デフォルト宣言 倒産宣言 をやれるかという問題はあるが、
今回は爆発の被害という口実があるので、一気にやってしまうかもしれませんね、、と憶測している。