2015年09月06日

中国文物を売りまくったのは中国人

 かなり前のニュースですが、また取り上げてみます。
2015-03-29
日本に眠る「中国の国宝」に中国人驚愕!・・・中国メディアは「略奪」「返還要求」などの主張せず

2013年3月13日にも書きましたが、、
義和団事件以後の中国文物流出 の裏側


やっぱり、誤解や捏造が多いんだなあ。

×>列強の侵入にともない、中国の文化財が大量に海外に流失した
〇>列強の侵入にともない、中国の文化財を中国人が売りまくった

 通運公司というのが、義和団事件直後にパリにできています。ニューヨークにも店がある国際企業です。これは蒋介石のパトロンになった浙江財閥の張静江(アナーキストでもあった)の経営でして、中国文物を売りまくった。その分家のC.T.Loo もまた大きく商売している。
  この通運公司の利益が、辛亥革命・国民党の資金になっといわれています。

  日本人が買った場合、当時の金額でも高額で買っていますよ。小さな合子2個で現在の貨幣価値で1億円以上とかね(細川頼貞 購入の桃花紅)。

Ref.
 Dominic Jellinik, Provenance and Posterity Bluets Archive, 2011, Nov./Dec, Hong Kong
 Daisy Yiyong Wang, Papa's Pagoda, Orientations March 2013, Hong Kong

posted by 山科玲児 at 09:38| Comment(0) | 2015年日記
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