2012年6月に、
俵屋宗達の資料
で言及していた
楊梅図 屏風が、なああんと、今年の初めに、
関西大学内の博物館で展示されていたようです。
あちゃー
これは個人蔵で、カラー写真ですら、ほとんどみたことがないものなので、貴重な機会だったらしい。
勿論、模写本、模倣作であるという可能性はあるでしょうが、それらしい作品自体がこれしかないのだから、もう少し良い画像を公開してほしいなあ。
国立博物館も、個人の利害にかかわって指弾されることを怖れて、展示公開には2の足を踏むというようなことがありますでしょうし、所蔵者の「宗達 作」にしないと貸さないというような主張と衝突するというようなこともあるでしょうが、なんとかなあなあで妥協して公開の機会を作って欲しいものです。
http://www.sotatsukoza.com/menu/sotatsukoza_shiryo8.pdf
また、宗達についても
http://www.sotatsukoza.com
をご参照ください。
関西大学でこの屏風を展示した林進先生の東京での講座の資料集です。
貴重な資料をご教示いただきありがとうございました。
こういうのを読みたかった、、と思い、感謝しております。
大和文華で、後水尾帝の手紙を見て以来、気になっておりました。
3月12日〜4月10日(府中市美術館)
「ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想」展の前期展示です。
詳細は同館HPへ。
チラシのPDF見ましたが作者名は空欄になっています。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/fantastic.html
この絵が「宗達作」となっては林説の信憑性が増してしまい、せっかくここまで「無視」を貫いて来られた学界業界は大困りになりますから、また無視なのでしょうが。
機会がありましたら是非お運びください。
府中美術館は板橋美術館とともみなかなかなか良かった記憶があります。
当方は長崎なので、なかなかいけないとおもいます。
>この絵が「宗達作」となっては林説の信憑性が増してしまい、せっかくここまで「無視」を貫いて来られた学界業界は大困りになりますから、また無視なのでしょうが。
という御意見ですが、確かに1+1=2がわからないようなバカな学者・教授は少なくないのですが、それは派閥とは違って単なる惰性や保身だと思います。
意欲的な人が、派閥的な思考になるとかえって属人的になってしまってとらわれてしまい、まともな知識を得ることができず、新興宗教の信者みたいになってしまいます。なんというか既得権益に反発するあまり逆のほうのブラックホールに落ち込んでしまうんですね。当方にも危うい経験がありますから。
ちなみに、林先生の著作は、部分的にしか読んでいませんが、なかなか真摯でまともなものだと思います。