2015年11月03日

もんじゅ の廃炉は意外に安全


 あの甘い原子力規制委員会ですら、呆れ果てた「もんじゅ」の管理体制ですが、
 長年、士気が低くならざるをえないような無意味なプロジェクトをやらされたら、モラルも落ちるし、利権にしか興味のない連中しか残らなくなるんじゃないでしょうかね。

もんじゅ、あすにも重大決定 規制委が機構理事長を聴取「運営主体にふさわしくない」 

ここで、はっと気がついたのは、

  もんじゅの廃炉は、福島原発の処理どころか、普通の原発の廃炉より安全だろうという、希望的要素です。

  そりゃ、金属ナトリウムの管理という危険でめんどうなものがありますが、それを除けばそれほど難しくないかもしれません。

 それは、もんじゅの中の放射性同位元素(放射能)汚染があまり強くないからです。

  なぜなら、幸か不幸か「もんじゅ」が、ほとんどまともに稼働していないからです。
しかも、一応稼働したのがたった一年間、しかも1995年に事故を起こして停止して以来20年もまともに稼働していません。

 使用済み核燃料棒は、取り出し直後は、防護なく1m以内に接近すると即死するぐらいの強烈な放射線を出しています。一方、未使用のものは手袋で扱えるくらいの微量な放射線しかありません。米国の核兵器開発のときプルトニウムの塊のデーモンコアを手で触って「暖かかった」というすざまじい無神経なエピソードがあったぐらいです。
  つまり、「もんじゅ」のように、あまり使用していない核燃料棒はあまり放射線が強くないんですね。しかも20年前に反応をとめていますから、強烈な放射線を出す半減期の短い放射性同位元素はほとんどなくなってしまっています。これも核燃料棒の放射線レベルを下げる要素になります。

 当然ながら炉内の放射線による汚染も放射性同位元素の消滅のために少なくなっています。

  この二つの理由
  ・もともと放射性同位元素が少ない。
  ・二十年間で減衰している。

   から、フランスで廃炉したときより、むしろ廃炉環境としては良好な状態です。

  今こそ、廃炉の絶好の機会ではないでしょうか。

posted by 山科玲児 at 08:27| Comment(0) | 2015年日記
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