2016年02月26日

サラエヴォ ハガーター

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古書の来歴 単行本  ? 2010/1/21
ジェラルディン ブルックス   (著),    森嶋 マリ (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/4270005629
は、小説である.

一方、このサラエヴォ ハガーターについては、
45年も前の1971年に芸術新潮11月号で特集があり、
ナチスと渡り合ったサラエヴォ国立博物館の当事者: カラメーメドヴィッツ自身が経験談を書いているのだが、上記の本とは、経緯が相当くい違っている。

 1955年には盗難と街頭での激戦回収という劇的なことがあったそうだ。小説には向きな話題だろうに、上記小説には、全くでていない。

サラエヴォ=ハガータ
芸術新潮 1971年12月号 ; 特集=秘本「ハガータ」の運命、
1.秘本「ハガータ」の運命
  秘本「ハガーダ」の運命(カラメーメドビッツ)

どうもWikipediaも小説を典拠にしているようで、嘆かわしい。

 また、この小説の日本語版には図版が全くない。 カバーにすらない。これはどういうことなんだろうね。
 せっかくなんだから、冒頭の家族宴会の場面だけでも、だせばいいのに。

  あるいは、基本的には古拙な感じの絵画だから、日本人には稚拙にみえ、やたらに賞賛する登場人物たちとの落差を感じて感興をそぐと思ったのかもしれない。

 この際、図版イメージを紹介しておく。

 
posted by 山科玲児 at 13:18| Comment(3) | 日記
この記事へのコメント
こんにちは。

かえって興味をそそられて注文してしまいました。
でも、この表紙だけしか見てなかったら買わなかったと思います。

過ぎ越しのハガダは私も一冊持ってます。
セデル・ペサハに出るときのアンチョコ用? として買った対訳本なんですが、写本からひっぱってきたような図版、レタリングが入ってます。もしかして? と比べてみましたが残念ながらどれも違うようでした。

表紙はせめて、鮮やかなヘブライ語レタリングか枠外装飾とかをあしらって欲しいですね。

Posted by ゆう at 2016年02月27日 01:25
 私には、あまり気に入った小説ではありませんでした。

 ただ、このハガーターをとりあげたものが少ないので、話題性としてあげてみました。

 また奇妙なことに。当事者の証言より、当事者が亡くなってしまったあとの、小説家のストーリーのほうがとりあげられるという変なことに反感をもってあげてみました。

Posted by 山科 at 2016年02月27日 06:21
  どうも、せっかく注文してくださったのに、気をそぐようなコメントをしてしまい、もうしわけありません。

  小説はひとによって好みが相当分かれると思いますので、つまらないコメントをしてしまったと後悔しています。

  当方の好みは、こんなところです。

私的編集  世界文学全集
http://plaza.rakuten.co.jp/yamashinareiji/diary/200801310000/
私的編集  世界文学全集 第2集
http://plaza.rakuten.co.jp/yamashinareiji/diary/200802020000/
Posted by 山科 at 2016年02月27日 20:36
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