2016年04月30日

戦前の雲崗龍門 響堂山石窟 調査映画




京大のデジタルアルカイーブで、戦前に日本の学者や芸術家写真家
が雲崗石窟(1938)や龍門石窟 響堂山石窟(1934)を調査したときのサイレント映画をみることができます。
その当時の北京駅周辺などや、拓本やってる人の動作なんかも興味深いと思いました。

考えてみれば1930年代に拓本を採っている光景の実録映画なんて、ひょっとしたら、これしかないかもしれません。

スタッフに小川せいようや、小野勝年氏がいたのには当然というかすごいというか。

しかし、当時の北京の繁華なこと。日本軍の軍靴に呻吟していたとはとてもみえないね。

また、この時代の文物の状態を観るというより、周りの人々の生活風景や騾車など、また当時の磁州窯の制作風景などが面白いと思いました。



posted by 山科玲児 at 18:35| Comment(0) | 2016年日記
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