2016年05月26日

2つの合奏図


  「女性半身像の画家」 という名前がわからない16世紀前半の画家がいます。これは、16世紀頃描かれ、現在まで残った多量の絵画遺作を画風などで分類して、同じ画家の作品だろうと思われるグループが多数できますね。それを仮に便宜的に名前をつけた名前です。「聖ウルスラ伝の画家」とかいうようにつけるわけですね。「フランクフルトの画家」って、ドイツの人かと思ったら、全然違うんですな。単にフランクフルトにある絵をもとに名前をつけただけです。こういう無名画家のなかでも、だんだん研究が進んで、画家の名前がわかるようになることもあります。
 この画家はパティニールの弟子のカレル=アールツではないか?という推測もあるようです。



 最近、ボイマンスで開催された企画展 ボスからブリューゲルへ 生活の解明

で、展示された「合奏」をがありました。
   http://tour.boijmans.nl/en/number/#/en/special-bosch-bruegel/
   の Three Women Making Music ca. 1530-1540::Master of the Female Half-Figures

 あれ? これはエルミタージュのものじゃなかったかな?  と思ったら、ある城にあったものなんですね。
ペテルスブルグのエルミタージュのものは、こちらです。
http://www.wga.hu/html/m/master/female/concert.html

 よく似ていますが、微妙ですね。

 こういう 双子の作品は結構ありますね。中国では双胞案 というそうです。
posted by 山科玲児 at 09:09| Comment(0) | 日記
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