2016年06月18日

ラザロ=ガルディアーノ美術館

FLG.JPG
6月1日に訪ねたマドリードのラザロ=ガルディアーノ美術館だが、タクシーでいった。
  動画ならこれがいいかな??  後半が冗長だが前半はわりとよい。           https://www.youtube.com/watch?v=6N-JnGZ5PmI

  ここは邸宅美術館だが1Fはあまりそういう感じがなくビルの1部屋のようにみえる。雰囲気があるのは2F以上でまあ、豪華な内装、収集品も含め、個人コレクションとしては面白いものが多い。

  また、有名な作品も少なくなく、そういう意味では 邸宅の価値と収蔵品の価値に微妙なバランスがとれている。前 紹介したセライボ美術館とは、かなり違う。ある意味で常識的である。

 こういう、コレクションには、結構掘り出し物、美術研究者があまり注目しない興味深い資料があったりするものだ。例えば、ブリュージュ救世主大聖堂展示室にあう「取りなしの聖母」 の微妙に変えた模写があったのには驚きだ。祈祷者より聖母が少し高い位置になっている。

 古くから有名なボッス派とよばれる絵は2Fにある。これにはボッス風の厳しさや神秘主義はないが、ある別の良さもあるのではないかと思った。
FLG Tonduls Bosch School.JPG

  またその向かいにはゴヤの魔女の絵として有名なものが2点ある。これらは意外と小さい。
     ゴヤ 魔女のサバト
           http://www.wga.hu/html/g/goya/2/218goya.html

 同じ部屋の奥に 現代画家が「快楽の園」を、人間だけを全部のぞいて模写したものを展示していた。なんかだれもいない遊園地のような奇妙な感覚がある。
  中世、14世紀15世紀ごろの教会の什器や設備だったものらしいコレクションが多い、家具とか聖遺物容器とかである。また膨大な象牙彫刻もあった、なんか似たようなコレクションを観たことあるなあ、と思い出したのが
  アントワープのマイヤー  ファンデルベルグ美術館


   である。マイヤーは、もっと徹底していて建築まで15世紀の模倣である。一方ラザロのほうは現実の彼の邸宅を改造して邸宅の内装を残して展示にしたところもあり、画廊や美術館の部屋のように現代的に改造した部屋もある。

 もっとも、マイヤーのほうも、最近隣接家屋を買収して新館にしているので、今はそこまでは徹底していないかもしれない。
   美術館のそういう性格からか、家具としての絵画を考えることのできる次のような展示品もあった。

FLG ESCRITORIO FLAMENCO (2).JPG

posted by 山科玲児 at 09:05| Comment(0) | 日記
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